今年の人出は11万人になった(市の報告)、
2日め午後からの降雨で、昨年より2万人減少とも。
午後9時ののろしで一斉点火。
30分前には神明神社で彩火された「神火」に、
関係者のたいまつ行列でドンド会場(勝山橋上流100mの九頭竜河川地
に運ばれてきた。
竹の先につけた「お餅を焼く」のを待つ厄年の男女。
その火は、青竹のはじける音とともに火炎の高さ30m余
たちあがり、白煙は100mにも達して付近を明るくした。
100cmも有る根雪を整地、100mもの円形に
各左義長櫓まえに設けていた仮社(ご神体)
14基が配置。
長かった冬を送り、家内安全・火防などを願い、
春を呼ぶ火煙に、両手を合わせている人もちらほら。
我が家の松飾り・古い神社札など出しましたので、
どこかの火炎の中で火になっていることでしょう。
帰途、子供達のいない櫓には未だ、左義長囃子をたたく若衆、
長い練習の総仕上げか、春を願う思いか、はたまた・・・。
狂ったようなバチさばきは印象的。
私も、しばし立ち止まりました。
今、全国にある小正月行事「左義長」は、
国指定重要文化財になっている神奈川県「大磯の左義長」・近江八幡「火まつり」
岐阜県指定重要無形文化財「今尾左義長」
そして福井県指定無形民俗文化財「勝山左義長」が全国的に知られています。