tarpin翁のスローライフ

福井県奥越地方、季節のたより、ガーディニングなど、
写真日記・・・そして・・・。

2月「月例座禅会のスタートは、未だ暗闇の中」。

2015年02月15日 | 坐禅会

午前6時、老師が撞かれる梵鐘が聞こえる時間には、

参加者全員座についている。

鐘撞き堂から戻られ<禅堂の電気を消灯。

 

すぐに、

いつもお話しすることですが、と「坐禅の3つの要素」の話しが始まった。

身を調え・正しい呼吸・こころの置き所、

正しい座り方といっても、ただ坐蒲(ざぶ)に腰掛けるだけでは、

殆どの人の座り方は正しくない・・・

この3つの業を、ひたすら業ずる、すなわち「一行三昧」に務める、

そのうちに「禅定」にたどり着くのだ。

 

「道元禅師が修業のとき、その師の「如浄禅師」様に、

禅定に入るのは、どのようにするのですかと、問われた

如浄禅師は「身を整え心が整えたら、汝の心を左上に置け、そして静に呼吸を続けよ」と。

幾期間たったとき、道元は「いつの間にか左手がなくなったように思えた」と

如浄禅師に報告、

師は「それでよいのだ」、この次は「汝の身体のすべての毛穴に心を置け」と。

また、幾期間たったとき、道元は「私の身体は無くなり浮き上がり大宇宙に解けた思い」と報告すると

如浄禅師」は、「それでよいのだ、汝は、禅定に入る事を会得したのだ」と。

 

坐禅はやってみないとわからない、禅定しかり、

やってみないと会得できない。

各自は、座ることに「一行三昧」、こうした時間を家庭でも持ち、

坐禅を味わいながら禅定に入れるよう務めてほしい。

 

日2月15日は、

お釈迦様涅槃の日、80歳でこの世を去られた日でもあります、

「坐禅はお釈迦さまが残された最大の遺産」。

 

この間35分、ここで正式スタートトの鐘3つ。

鐘1つの放禅鐘jで15分。のべ45分間の坐禅でした。

 

また、禅堂の設えには、、聖僧様の位置にセピア色の写真が祀られていました、

老師が慕われる、教えを乞れた「橋本恵光師」遺影

 

当地の夜明けは6時42分、

真っ暗な禅堂も何時の間にやら、外は日の明けの明るさを知らせてく

れていました。

この間、大稲光と雷鳴、雨だれの音が終わらない時間。

 

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