起床時間の5時は、当地の夜明け・日の出の時間。
6時から座る禅堂への早起きも、苦で無い季節です。
老師の撞れる梵鐘、仲間の全員はすでに座についている。
この時期、寒くは無く禅堂は「網戸仕様」、
鐘の音と般若心経の読経は明確に聞こえる、
6回は繰り返され、その間に6つのゴーン「」。
禅堂に戻られた老師は、すり足で各人の後ろに立たれ
姿勢の修正、私は腰の曲がるのを修正していただいた。
「小鐘3つは正式のスタート」
外の強い雨音は大きく、たまに聞こえる野鳥の鳴き声をかき消す。
静寂の時間経過の中、いつもの座中のお話・・・・。
「これだけの時間座られ、腰や足の痛い時は「お隣の邪魔にならないよう
身体を動かしてもよいのです。
首が痛むときは、「お隣の邪魔にならないよう」静かに首を動かしも良いのです。」
「正身端坐」身を正しく座るということは
「身を動かしてはいけないと云う事ではありません」、「功夫端坐」という教えもあります。
己の姿を振り返り、身体の求めのありように合わせて動かすなど、
「功夫」をして座ればよいのです。
坐禅は、身体いじめるのではなく、さりとて甘えてはいけません。
「正身端坐」
その一点に向いて「功夫」して座るのです。
大切なことは、繰り返された
「お隣の邪魔にならないよう」自分以外の意見をも
受け入れることをもとめるのです。
この思いを日常の生活に応用してください。
(禅堂の屋根からの雨だれの音続く・・・)
今朝の禅堂の設え、
手前は老師の場所、私は一番右上の場所。
大鐘に向かいすわり。