tarpin翁のスローライフ

福井県奥越地方、季節のたより、ガーディニングなど、
写真日記・・・そして・・・。

「越前水仙ものがたり」少しの蘊蓄。

2020年01月21日 | ちょつぴりの薀蓄

私の庭には、開花を追い続けている「越前水仙」が

何か所かで花を咲かせています。

今年は根雪がまだないので、

早く開花してくれるものは花と匂いの楽しみが増えます。

また庭の水仙の仲間には、「スノードロップ(スズラン水仙)」と

「らっぱ水仙(西洋水仙)」などが3月頃には花を咲かせてくれます、

この花たち、祖母の時代から毎年芽を出す庭の常連でもあります。

 

さて、「越前水仙」は、越前海岸に群生する花として、

国内では淡路島・南房総・伊豆半島など、野生種として群生して、

日本の産地の一つになっています。

当地の水仙は、原産地を中国として海流により流されてきたのが

群生した元と言われています。

もっと先があり、地中海地方が原産地とも、シルクロードにより中国に渡った。

その種類は、原種で60種類、交配種になると1万種類もあると言われています。

これらを区分けして12群が分類のようです。

 

越前海岸の越前水仙は、「日本水仙」の仲間。

黄色い副冠と6枚の白い花びらを持つ単弁。

越前水仙は日本水仙の中でも茎が強よく、香りが強いのが特徴。

庭のものも、近ずくといい匂いがします。

日本に渡来したのはかなり古く、室町時代に「水仙華」と、

日本名では「雪中華」

と記された記録があり、

平安時代にはその絵も多く残されているものらしい。

 

こんな花、にわの「越前水仙」は、

雪の下にならずに開花が進んでいます、

今しばし完全開花迄、待ってほしい降雪。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする