この日「越山若水」の筆者、
広尾勝子さんの語りをもとにして書かれている。
ブランドカニとしての「越前カニ」は、
いろいろこの時期の話題でもあります、
この中に「開高どんぶり」についての記載あり、
有名人のこうした記事は、商品価値を上げる手段というか、
どなたもが関心を持つのでしょう。
「福井の越前カニのブランド力」には、
作家 開高健氏の影響が大きいと記しています。
氏の小説「孔雀の舌」の中にあるらしい。
私は新潮文庫「開口一番」
「北陸の味覚、王者の贅(おごの)」
の小品の中で「この宿と越前カニ」のことが書かれていることを
知っています。
その本の内容にはないのですが、以前宿のご主人から直接聞いたことがあります。
氏が滞在中、毎日の越前カニ(雄、ズワイガニ)を食していたのでしたが、
「本当においしいと、宿の主人に言わない」、
困った宿主は、「メスのセイコガニ」を、
ばらして「すべての肉や卵を乗せたどんぶり」を出した。
そしたらこんなにおいしい「カニのどんぶり」があるとはと大絶賛。
毎日、1度はこれが食卓に上がったとのエピソートがある。
それ以来、この宿(越前海岸旅こばせ旅館)の名物として
「開高丼」が今でもある。
私も2度これのためにこの宿へ行ったことがあります、
3年前が2度目となり当時1人前3500円
ランチとしては少し高いと思っていましたが、
それはおいしい、
食した後にはどなたにもおすすめしたい
味の「どんぶり」です。
「開高丼」おいしい。
この絵は宿のprから借用
また、私は開高健氏の小説は好きです、何かとエロっぽい引用も多く、
また市は世界の「魚釣り」に堪能、
今は歳をいかれ「ウィンドウ・フィッシャ」であると記されている(存命の時)、
今の私も、かっては釣り好き、毎日曜朝の「釣り番組」はかかさず録画しててみています、
私も今では「ウィンドウ・フイッシャ」です。
又、開高氏のご両親は福井県丸岡の出身、当地にもご縁の作家です。