快晴の朝、今日は夏日の予報、
早朝のすがすがしさは心地よい。
6時の梵鐘当番は、坊守様の担当らしい。
気圧のせいか、いつもは老師よりは弱弱しい音に聞こえるのですが、
どっこい、今朝の1撞きは、おなかに響く。
2つ目の梵鐘の後、
小鐘3つ、スタートです。
何時もは、坐中の老師のお話、今朝は始まらない、
ただあるのは、静寂の時間の中、野鳥の鳴き声だけ。
(37分間の無言の時間)。
そして始まった老師のお話。
お釈迦様と開祖道元禅師様の教えの要約(老師のお話)。
「誰からも侵されることの無い、絶対的な己の個性、
これに目覚めて人生を味わい楽しんでください」(お釈迦様)
「足を組み身体を整え、息を整える」それを見つめ見つめる、
「岩もあり木の根が有っても、さらさらと、水は流れる」
何事にもこだわらない、意地を張らない、
自分の個性のありようを味わいなさい、
それが「只管打座(ただただ座ること)」
これを味わう世界が「坐禅の時間」です。
「そんな姿を仏様と共に生きる喜び」(道元禅師様)坐禅の姿です。
少しの静寂ののち、小鐘1ツ。
「願わくば、この功徳を持って普く一切に及ぼし、
我等と衆生と皆共に仏道を成ぜんことを」と、回向唱えられた。
今朝は、1炷50分となりました。
坐後の茶菓を頂き、
話題は咲き始めた「境内の夏椿」、そして「大山木」開花のお話でした。