
今月初めのトラックの日にちなんで「夢・未来のトラック~あったらりいな こんなトラック」という絵が募集された。その作品が展示されている。描かれた何百台ものもそれが整列して進んでいる。
絵のタイトルから夢が広がる。お花屋さん、動物ふれあい、おもちゃリサイクル、水泳教室、公園、宇宙、きぼう、シャボン玉、モンスター、ペットショップ、くじら、ドーナツ・・・と一つとして同じトラックはない。発想の豊かさを感じさせる。
トラックの排気ガスは公害の源の一つとされ、その関係のTV番組では必ずマフラーからの排煙が画面一杯に映し出される。トラックはイメージとしてはよくないことを印象付けられる。
しかし、物流手段としては欠かせない存在も現実である。そんなことも思いながら何百台ものトラックを眺めていると、この絵を描いた子どもたちの時代、その次の時代には絵のようなトラックが、排ガスを気にしないで走っている、と信じたくなった。
展示を見ながら気付いた。描かれたトラックが絵の左方向へ進んでいる。何故だろうかと考えてみた。それは一方通行でないかぎり、歩道から車道を見れば車は必ず左方向へ向って進むからだ、と思いつきスッキリした。
お孫さんの作品だろう、デジカメをかまえるご婦人の妙に真剣な態度に、シャッターが降りるまで前を横切るのを遠慮した。
(写真:行進する夢のトラック集団)
(押してください)
