日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

2014年11月11日 | 社会 政治


 桜紅葉、すっかり落葉した木も珍しくなく終わり近くなった。残り少なくなった仲間を見ながら小枝の先端で2枚の会話が聞こえる。「放射冷却というらしいが、今朝も冷え込んだ」「隣のつぼみもふくらみ、しっかりその形になった」「そろそろ代を譲るか」「次の木枯らしに乗っていこう」。

 先週末くらいから永田町に低気圧の卵が発生し総選挙の風が吹きそう、という観測が強まった。自民党内の消費再増税の実施派と先送り派の競いあいが低気圧の原因という。絶対多数で安全運転のはずの与党に、再増税に関して意見が割れているという。低気圧発生の源は、民間経済調査会社の7月~9月のGDP予測値が低いためという。国の同速報値発表は総理帰国の日の来週初め、これによっては一気に風が強まるというのが報道筋の読み。

 4月の消費増税前にもそれなりに物価上昇の風は吹き過ぎた。その後も上昇風は止まず、毎月「今月からの値上げ、今月からの負担増」など懐を冷たくする風は一向にやまないどころか強まっている。1年先の再増税前に値上げをしておきたい、売る側の思いは分からぬでもないが、心地よい風の吹く気配が感じられないなかでの値上げ継続は、肌身に応える風になる。

 根元に掃き集められた桜の落ち葉は寄り沿って暖を取るかのようにじっとしている。株価の値上がりは関わりないが、大幅円安で予測される値上げ風は懐に係わってくる。今は懐を締めて値上げ風を避け、音を上げないようにしよう。それにしても、12月21日(日)が総選挙投票日と断言した政治評論家がいた。どんな風を感じて断じたのか説明はなかった。
コメント (2)
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