日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

あっぱれちびっ子ガイド

2014年11月13日 | しっちょる岩国


 「横山の山頂に岩国城を造った理由は何でしょう」「白ヘビはどうして白いのか」「旧目加田家住宅の表は平屋造り、裏に面した部屋の上部には中2階が設けられています。なぜでしょう?」。これは岩国小学校の6年生が、横山の観光施設を紹介する「第12回ちびっ子ガイド2014」で配れた手作りリーフレットに載っているクイズの一部。

 ガイドするの施設は、岩国側から順に国名勝の錦帯橋、県指定有形文化財の香川家長屋門、国重要文化財の旧目加田家、天然記念物の白ヘビ、日本名城100選に選ばれている岩国城の5カ所。どれも観光岩国を代表する見どころで、同校の校区内にある。「学校では、児童が地域の歴史や文化に触れる機会を作ろうと、約10年前から『ちびっ子ガイド』に取り組んでいる(地元紙)」活動を、観光客の前で発表する。その2回目のガイドの日に見学した。

 ひと班6人前後、各施設の見どころや歴史上のいきさつなどを解説風に聞かせてくれる。授業以外に「夏休みにも調べた」と言うだけあって、それぞれの自信あふれる口調に聞き入った。中には感心するような事柄もある。岩国城は「一国一城令」で築城から7年後に破却されたと思われている。しかし、「吉川広家は萩・毛利家のことを考え破却した」という。リーフレットにも載せている。この解説に目からうろこの方もおられよう。

 「気をつけ、礼」で始まり、5分あまりのガイドが済むと「気をつけ、礼」で終わる。そこでガイドするときの自信に満ちた姿が小学生に戻り微笑ましい。このガイドをマスターすると、月末に実施する岩国検定の何問かは正解になる。というほどポイントをついたガイド内容だった。この学習を発展させ、地域の歴史や伝統文化の担い手になって欲しい、そう思いながら拍手をした。(写真の掲載については学校の許可を得ています)
コメント (2)
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