
新聞投稿を楽しんでいる一人です。投稿のほとんどは身の回りで発生したことで、格調高い内容は書けないでいるが、掲載されると年齢に関係なく嬉しい。読んだよ、という声は次への励ましにもなる。行動範囲が年と共に狭くなっているが、それでも関心や興味を示すことに出会えるとメモをしたり写真に残している。
そんなことで、購読の新聞2紙に掲載された読者投稿は見落とさないように読んでいる。すると男女、年齢、生活環境など類似の事でもとらえ方が違うと表現が異なることがあり、参考になる。しかし、いざ書くとなると思うようにはキーが打てない。まだまだ進歩が足りないとデリートキーを打ちながら苦笑する。
そんな楽しみにしている投稿欄で目を疑うことがあった。内容は、元教師というひとが、教え子がいつまでも慕ってくれることを喜びとする内容、いい先生だったんだと読んだ。ところが、しばらくして別の新聞に同じ内容で元教師の投稿が掲載された。どう思っても投稿マナーを外れている。知り合いの記者に聞くと「たまにあります」と答えがあった。
どんな投稿募集にも「二重投稿はダメ」、と募集要領には載っている。複数の新聞へ同一内容を投稿、職歴からしても納得できない。先の記者は「投稿したがなかなか載らない、ということで他紙に投稿」があり、二重掲載になることがあるそうだ。私も没だろうと思っていた投稿が2カ月くらいして採用されたことがある。こっちがダメならあっちへ、はどうだろうかと思う。