年明け1月14日まで市役所1階で「市民活動団体パネル展」が開かれている。街づくりや子育て、文芸や手芸など幅ひろい分野にわたって活動する団体が、活動内容をパネルで紹介する展示。何れも、いわくに市民活動支援センターに登録している37団体。
見学していると「あんたはどの団体かね」と声が掛った。振りむくと久しぶりに出会った知人。彼は市役所窓口で用件を済ませ、何か展示されているので見ているという。ちょうど所属同好会のパネル前にいたので「ここで楽しんでいる」と指さす。知人は眺めていたが「なんとシンプルじゃのう」という。
今回の所属同好会の展示パネルは会長指示で私が作った。会長からはパネルサイズの件以外はお任せということだった。この展示会や類似の催しは何度か見ており、私的にはこうした展示では「シンプルなデザイン」のパネルが好ましいと従前から思っていた。そこで、楽しそうな創作の様子の写真と大きな文字で100字ほどの紹介文だけにした。
知人はこうしたことを知る由もないが「シンプル」と思ってくれたことは嬉しい。しかしだ、シンプルには単純、簡単、簡素などの意味がある。そのどれもが中身のない味気ない意味にもなる。知人はどの意味でシンプルを使ったのか聞き洩らした。広辞苑には「シンプルなデザイン」という事例が記されているので、今回のシンプルなパネルも良しとしておこう。メンバーからの評は年が明けてからになる。