AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

ライブアイドルにおける予約(ナッキー)

2014-06-18 00:06:14 | 現代のアイドル
姫乃たまという地下アイドル(自称)のブログ記事が面白かったので引用します。

DD予約して、複数アイドルで予約登録という仕組み。同じライブを見るのに、応援するアイドルの点数を上げるために、高い入場料を払うお客がいるのだ!!! というのが不思議ですが、
同じCDを何枚も買ってAKB48総選挙に投票するファン行動と同じなのでしょう。

AKB48総選挙は、一人のメンバーに複数投票するためが主ですが、複数メンバーに投票するためにCDを複数買うファンもいる。
地下アイドルのライブは、一アイドルに複数投票はできないようです。

私も実感しているが
「イベント数に客の数が追いつかないほど」イベント数が多く、こんなことは続かないでしょう。
「地下アイドルの入場料が高い」のもその通り。
高いから私は、4000円東京でこのアイドルたちを見るより、20,000円の新幹線で新潟でRYUTistを見ようという気がおきる。ナッキー


姫乃たまの耳の痛い話 第5回
固定給はありません! 地下アイドルライブにおけるチケットの「予約」システムが生んだ悲劇のお話
・地下アイドル ・姫乃たま ・姫乃たまの耳の痛い話
2014.05.27
――地下アイドルの“深海”で隙間産業を営む姫乃たまが、ちょっと“耳の痛~い”業界事情をレポートします。

 今回のテーマは「地下アイドルのライブにおける収入」です。最初に言っておきますけど、地下アイドルに固定の給料なんかありません。しかし、あの客数でどうやって“仕事”を成立させているのでしょう。
中略
そんな私ですが、小さな胸を張って「肩書きは地下アイドルです」と言えるように、定期的に地下アイドルのイベントに出演して歌い続けています

 普段、私のように売れてないアイドルは脚をぷらぷらさせて仕事を待っていると思われるかもしれませんが、平日週末問わず、地下にあるライブハウスでライブをしているので、実は小忙しいのです。

 地下にあるライブハウスで活動しているという名前の由来(諸説あり)通り、地下アイドルの主な活動は、ライブで歌うことです。また、メジャーに行くための過程として活動している子たちは「地下アイドル」という蔑称を嫌い、「ライブアイドル」と名乗ることもあります。

 私も、多い時は高校に通いながら月に20本以上のライブに出演していました。実は売れっ子……な、わけではありません。猫の手ならぬ、無名の高校生すら借りたくなるほど、数多くのアイドルイベントが連日連夜、開催されているのです。そう、イベント数に客の数が追いつかないほどね……。そのため、アイドルも運営者もファンも、全員顔見知りというアットホームな空間が生まれることもしばしばありますが、同じ顔を突き合わせていると、だんだんアイドル同士で少ない客のとりあいや消耗戦が始まるのです。

 数年前のとある日、こんな体験をしました。

 十数組いる出演者のうち、半分以上が予約リストに同じファンの名前を書いていたことを主催者が顔合わせでバラしたのです。てっきり自分で入場してくれると思っていたアイドルたちは、一斉に誰の名前で入場されるのかを探り始め、会場は女たちの地獄絵図に……ぎゃああ!

 ……と、おたぽるユーザーの皆様におかれましては、この話の怖さがわかるかと思いますが、なぜかこの記事にたどり着いてしまったビギナーの方に説明しますと、演者の数と客の数が大差ないような地下アイドルライブに出ている子たちに、固定額のギャラなどありません。彼女たちのメイン収入は自主制作のブロマイドやチェキ(1枚あたり500円か1000円が相場。後者の値段は事務所に入っている子が、スタッフさんに何%かを渡すための金額設定であることが多い)、CDなどの物販なのです。

 そういえば、もう随分キャリアの長いアイドルさんから「地下アイドルで食っていきたいなら、思い出でもなんでも売れ」と言われたのが印象的でした。その方はご自身の幼少期の写真や、小学校の通知表のコピー、お母さんの写真(なんで?)などを売ってました。

 で、話を戻しますと、こうした物販の次に重要なのが、ライブの「予約」なんです。もちろん人気度を最も簡単にはかることができ、タイムテーブルの順番(基本的に出演が遅いほうが人気のある子とされています)に関ってきます。しかし、それ以上にファンから指名で予約されると、チケットバックが発生するのです。これが物販に次ぐアイドルの収入で、唯一のギャラです。

 ちなみに、アイドルライブには、基本的にチケットを何枚売りさばいてこい! といったノルマはありません。お客さんが少ないのにノルマがないなんて不思議でしょう? それはね、地下アイドルライブのチケットが、あなたの想像より高いからなんです(ドオオォォン)。もちろん、すべてのライブが必ず高いというわけではないですよ。物事に必ずなんてないですからね、うんうん。「無銭」と呼ばれる入場料がないイベントなんかもありますが、通常のライブは3000~4000円くらいが相場です。

 最初は赤字が苦しくても、もう少し入場料を安くすれば初心者の人も来やすいし、月に何十本とライブに来てくれるファンも消耗することがないのになあ、という筆者の考えはおいておいて……まあ、経済的に苦しくなることで好きなアイドルに身を捧げている実感が得られる人とか、いろんな人がいますから、物事に良し悪しなんてないですからね。全ては個人の好き嫌いですから、ええ。

 このアイドルライブのチケット代の相場について説明(言い訳)しますと、出演者がすごく多いのです。アイドルライブはカラオケで行われるため、楽器セッティングの時間がいらないので、十数組出てマイクをバトンのようにして次々と歌うことができます。その代わり、持ち時間は短いです。30分あれば万々歳で、15~20分の場合が多く、駆け出しの新人さんだと10分とか、私も最初のころは5分(!)なんてこともありました。

 でも1組のアイドル目当てで入って、そのアイドルの持ち時間が5分で3000円って、すっごく高価ですよね。そうなると「じゃあ十数組出てる演者からもっと好きな子を見つけて楽しもう」ということになります。これがDD(誰でも大好き)と呼ばれる、たくさんのアイドルを応援するファンの誕生です。

 つまり、先述のエピソードでは、このDDが誰で入場するか(誰にチケットバックが入るのか)が、ライブハウスを地獄絵図にまで発展させたわけです。しかし最近、ファンの方から、関西の地下アイドルシーンでとんでもなく画期的な方法が採用されたとの情報を入手しました。

 それが「DD予約」です(ドオオオォォン)。

 どうやら入場料に500円を上乗せする毎に、予約するアイドルをいくらでも指名しまくれるシステムなんだそうです(ひゃあ、チケットバック金額まるわかり)。

明日は○○ちゃんと、○○ちゃんと……4000円は上乗せしなきゃなあ」と嬉しそうに空を見上げる彼を見て、幸せについて考えたものです。

●姫乃たま
コメント
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