AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

「言えない恋心」内田眞由美 第一話「梨花 17歳」(ナッキー)

2014-02-10 23:56:10 | 新聞・本に登場、AKB48・アイドル
「言えない恋心」内田眞由美 第一話「梨花 17歳」(ナッキー)

内田眞由美が小説を書いたことは、スポーツ新聞を読んで知っていました。
アイドル研究のためには、必ず読んで感想をブログに書かなくてはならないという義務感がある一方、
年をとったので、読みたければ読むし、成り行きで読まないかもしれないという、いい加減な気持ちもありました。

今日は21時からの映画を見る予定で、食事をして1時間くらい時間があったので、本屋で時間をつぶしていたら、内田眞由美の本が山積みされていたので、手に取りました。
角川書店というメジャーな出版社なのが驚き。

映画の始まるまでの間に、一話読みました。
この本は六話あります。
もったいないので、一話の余韻を十分楽しんでから、二話目を読もう。
そう思わせる素敵な小説でした。
私の持っていた先入観は、いい意味で間違っていた。

アイドルが出演する映画の原作、アイドルが読んでいるという小説・マンガを、興味があるので時々読みますが、いわゆるケイタイ小説的なのは、趣味があいません。
事件が立て続けに起きるタイプの話。
登場人物に感情移入ができなくて、まるで新聞記事を読んでいるみたいで味気ない。
所詮素人の書く話とはこんなものという感想を持ってしまうタイプ。

内田眞由美は本職アイドルなので、小説を書く訓練を受けたとも思えず、そういうタイプの小説だったらつまらないだろうなという先入観がありました。

第一話「梨花 17歳」は、主人公アイドル女性17歳、そのファン男性22歳くらいのプラトニックラブ。アイドルが一人称で語っているので、男性が彼女に恋愛感情を持っているのかは分からない。

この男性は、公演を見に行くけど応援しないで静かに見ているのと、握手会には参加しないのと、ファンレターを書いているこの三点で、自分自身に登場人物が投影できた。年齢とルックスは異なるが。

平嶋夏海を応援し始めて、ファンレターを書いていたこと。
握手会には参加したが、ファンレターを書いていることは黙っていたこと。
ばれた時に、「いつも静かに見ているので、(ステージからは目立つし、私のファンであるとは)気がついていました。」という趣旨で言われ、あのファンレターを書き続けていた方がようやく分かったという顔をされたこと、を思い出しました。

一話には、次のような文章が。
「その青年は周りのファンの人のように、ペンライトを振ったり、声援を送ったりせず、ただ静かにステージを見ていたので自然と目立った。
もしかしたら、こういうアイドルのライブは初めてで、少し戸惑っているのかもしれない。
そう思い、こちらから笑顔を向けてみると、その青年もかすかに微笑んでくれた。
 良かった。楽しんでいてくれているんだ、と私は少し安心した。」

平嶋夏海にばれた時にも、「いつも静かにみていらしゃって、楽しんでいただけていますか。」と聞かれました。

地蔵のようにステージを見ていると、アイドルには不安を与えるのか。

ナッキー
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2月9日渡り廊下走り隊コンサ... | トップ | アイドルグループ、レッスン... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

新聞・本に登場、AKB48・アイドル」カテゴリの最新記事