これがいっそ、潔くて素敵という話:
Jrec-In 英語系科目専任講師募集・国際短期大学
「本学の英語系科目を担当する専任教員として、企業での実務経験があり、熱心に英語教育に取り組める方を募集します。(研究業績中心に取り組んでいる方の応募はご遠慮ください)」
というか、資格について
「・学士以上の学位のある方」
持つべき授業は
「「Business writing」「Freshman English」「通訳入門」「翻訳入門」」
などとあり、どこからどう見ても教育専任職。一応アカデミックポストの一部ではあるが、あのですな、どこもかしこも研究研究で生きられる場所ばかりではないのです。教育中心にやる学校と言うのもあって、それで我々の世界は回っている。しっかり技術屋を育てていかないと、この便利な社会は維持できないし、技術屋さんたちが仕事する一方でそのバックヤード業務をする人たちが外部と英文メールでやり合ってたりしないと、技術屋さんが技術の問題に専念できないのです!
なので、「アカポスなのに、研究業績を要求しないって、バカかよー」と草生やす人々は、大人しく超優秀な研究業績をひっさげて高級な大学様に採用されてください、基盤Cくらいは取れるようにしておくんですよ?というところだろう。
というか、そういう業務をしっかりやってくれれば―
「完全週休2日制(原則として土日)、祝日、夏季、年末年始等 年間休日128日」
とあるので、実は研究、やり放題とはいかんが、十分に可能である。
いやほら、我々、普段から土日だけ研究者状態じゃないか。問題ない、問題ない。このくらいあれば、学会発表2度、査読2報くらいは余裕でいける。
どーせあっちこっち、予算削減でキッツイので、職があるだけいいぞ! 研究費の心配? どうせないから心配するな! 自分で稼げ! いままでだって、そうだったじゃないか! しかも今までより決定的にプラスなのは、黙って一日8時間の教育労働をすれば、結構な額の給料が出ることだ!
「で、『研究に専念』できるポストというのは、どのくらいあるんでしょうか?」という話にもなる。
また、(属性的な意味で)研究機関と教育機関とは、截然と区別できるわけではない。研究所勤めであってさえ、研究グループ立ち上げ・運営の際には教育者的能力を要請されることだってあろう。旧帝ならともかく、地方国立大なら、わりと教育任務が多くあるだろう。トップ研究機関むけ業績を積み上げていたが、先任者の任期の都合で就職適齢期にポストがあかず、気付いたときには…ということもある。
…しかしまあ、教育主体の組織に、教育歴なしで採用された例だってあるので(私だ、わたし)、どっちみち一般化できない話でもあろうが。
上と直接関わりないが、絵描きさんの呟きを見ていて:
…おぅ。そういう闇が広がっていたか…とかなりひいたが…
この方、ちょっといいランクの漫画家さんのはず、でもフツーのお仕事もしているっぽい。あああ、このランクの人でもダブルワークなのかあ、とか思ったが、クロスアポイントメントという概念を思い出すと、ああなるほど、これはこれでよいことかもしれない。才能ある人の活動領域を広げるという意味で:
…で、私みたいなひとがにっちもさっちも行かなくなって、胃腸を痛めるのである。
…でまあ、今回、よそから持ってきた話には、どうも理系のひとたちの食いつきがよくて…ちょっと安心。柔軟性を維持したままの理系さんは、やっぱり、頼りになりますねえ。
Jrec-In 英語系科目専任講師募集・国際短期大学
「本学の英語系科目を担当する専任教員として、企業での実務経験があり、熱心に英語教育に取り組める方を募集します。(研究業績中心に取り組んでいる方の応募はご遠慮ください)」
というか、資格について
「・学士以上の学位のある方」
持つべき授業は
「「Business writing」「Freshman English」「通訳入門」「翻訳入門」」
などとあり、どこからどう見ても教育専任職。一応アカデミックポストの一部ではあるが、あのですな、どこもかしこも研究研究で生きられる場所ばかりではないのです。教育中心にやる学校と言うのもあって、それで我々の世界は回っている。しっかり技術屋を育てていかないと、この便利な社会は維持できないし、技術屋さんたちが仕事する一方でそのバックヤード業務をする人たちが外部と英文メールでやり合ってたりしないと、技術屋さんが技術の問題に専念できないのです!
なので、「アカポスなのに、研究業績を要求しないって、バカかよー」と草生やす人々は、大人しく超優秀な研究業績をひっさげて高級な大学様に採用されてください、基盤Cくらいは取れるようにしておくんですよ?というところだろう。
というか、そういう業務をしっかりやってくれれば―
「完全週休2日制(原則として土日)、祝日、夏季、年末年始等 年間休日128日」
とあるので、実は研究、やり放題とはいかんが、十分に可能である。
いやほら、我々、普段から土日だけ研究者状態じゃないか。問題ない、問題ない。このくらいあれば、学会発表2度、査読2報くらいは余裕でいける。
どーせあっちこっち、予算削減でキッツイので、職があるだけいいぞ! 研究費の心配? どうせないから心配するな! 自分で稼げ! いままでだって、そうだったじゃないか! しかも今までより決定的にプラスなのは、黙って一日8時間の教育労働をすれば、結構な額の給料が出ることだ!
学振DCではない博士院生が非常勤講師をやりたいという話があって,反対したことがある。研究機関の採用者の一人として,非常勤講師の院生を書類で落としたから。研究に専念できていないという判断だった。金銭的にも見合わないし,教歴は急がなくてもいいし,教歴ゼロでも業績で採用されるから。
— ブラックラボとポスドク問題を考える会 (@UNIONTELLING) 2016年11月21日
そこは微妙で、教育主体の組織ならば、教育歴があった方が当然有利でしょう。
— 玉井克哉(Katsuya TAMAI) (@tamai1961) 2016年11月21日
「で、『研究に専念』できるポストというのは、どのくらいあるんでしょうか?」という話にもなる。
また、(属性的な意味で)研究機関と教育機関とは、截然と区別できるわけではない。研究所勤めであってさえ、研究グループ立ち上げ・運営の際には教育者的能力を要請されることだってあろう。旧帝ならともかく、地方国立大なら、わりと教育任務が多くあるだろう。トップ研究機関むけ業績を積み上げていたが、先任者の任期の都合で就職適齢期にポストがあかず、気付いたときには…ということもある。
…しかしまあ、教育主体の組織に、教育歴なしで採用された例だってあるので(私だ、わたし)、どっちみち一般化できない話でもあろうが。
上と直接関わりないが、絵描きさんの呟きを見ていて:
絵師の凍結問題と「絵師は絵師としか仲良くしない問題」が悪魔合体。とうとう「俺と仲良くしなければ凍結報告するぞ」と暗に脅す輩が現れてしまった。つかこいつ凍結された野○ヒグマさんとか、色んな絵師にしつこくKYなリプ送ってたんだよね… pic.twitter.com/0hofmW5zOY
— 偽うどん王 (@nnsi_mr) 2016年11月13日
…おぅ。そういう闇が広がっていたか…とかなりひいたが…
無職童貞でないにしても突然タメ口きいてくる人とか突然セクハラしてくる人は無理です。
— 鳴島かんな (@kanna_peche) 2016年11月14日
絵描きさんだってただの人間ですので興味ありゃ仲良くしますよそりゃ。絵描きさんは別に無料のキャバ嬢じゃないからね?
— 鳴島かんな (@kanna_peche) 2016年11月14日
この方、ちょっといいランクの漫画家さんのはず、でもフツーのお仕事もしているっぽい。あああ、このランクの人でもダブルワークなのかあ、とか思ったが、クロスアポイントメントという概念を思い出すと、ああなるほど、これはこれでよいことかもしれない。才能ある人の活動領域を広げるという意味で:
クロスアポイントメントはもっと普及・定着するといいよね。今後人件費は厳しくなる一方だろうし(とくに若手雇用確保のためには年配教員の給与削るしかない)、現状でも55歳超えたら昇給停止だし。研究費にしろ何にしろ「自前で稼げ」といいつつ稼ぐのを妨げる規制が多すぎる。
— Hideyuki Hirakawa (@hirakawah) 2016年11月23日
まあしかしクロスアポイントメントでも何でも戦略的に使おうとすると、意思決定する人たちが「面倒だな」「おれたちかんけーないし」ではなく「使い倒してやろう」と思わんと難しい。そしてこの点では文系の方が硬直的な印象。
— MMatsunaka (@mana613) 2016年11月23日
…で、私みたいなひとがにっちもさっちも行かなくなって、胃腸を痛めるのである。
…でまあ、今回、よそから持ってきた話には、どうも理系のひとたちの食いつきがよくて…ちょっと安心。柔軟性を維持したままの理系さんは、やっぱり、頼りになりますねえ。
あのー,年あたり発表4回,査読論文2報,シンポジウム発表とモノグラフ共著各1,単著3年に1本(雑報除く)とか,そーゆーエリートさんはさっさと就職なさってください。
いや正直,相場を誤認させますんで。
でないとですな,『まあ優秀』『まずまあ優秀』あたりのひとが委縮しまくる恐れが,ですな。
…共著まで持っていければ,持って行っていますけど,
…あのな,僕の作業量が80%を超えての共著というのも,なんというか,疑問が生じるところがですな?