空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

ブラジル,二人の尼僧のミイラ化遺体発見:彼女の肩に頭をのせて

2008-02-28 13:05:55 | 本・論文・研究メモ
 ブラジル,サンパウロの修道院内墓地から2人の尼僧のミイラが発見される。その手は主に祈りを捧げ,一人の頭はいまひとりの肩に寄せられていたのだといいます:

BBC Bug hunt finds Brazil 'mummies'  27 February 2008

 日本語報道はAFP ブラジルの修道院からミイラ化した尼僧の遺体  2008年02月28日 10:11。なおAFPが載せてる写真は全く別物のミイラの写真であるので注意。参考写真というには不用意とはいえるかも。…まあ日本人向けだしちゃんと日本語で説明は書かれてますが。

 スペイン系の,ローマカトリック修道院Mosteiro da Luz「光の修道院」でのこと。害虫駆除業者がシロアリ山を崩してみると,中には死体がっ。

 うち一人はほとんど白骨化していたものの(シロアリのせい),もう一方は皮膚の保存の素晴らしい状態であったといいます。靴も残り,手が組まれているのが確認されたのはこちらの女性の様子。

 修道院は1774年,ブラジルの最初の聖人Antonio Galvaoによって設立されたもの。現場は修道院内の壁の中,1774年から1822年まで129名の尼僧が埋葬された場所。二人は寄り添い,一方のミイラは他方の肩にあたまを乗せていた―。

 但し一緒に埋葬されたものではない様子だということです。最初に埋葬された尼僧を,後ろに押し込み,数年後になくなった二人目を葬った様子であると専門家はいいます。ミイラ化は,意図的になされたものではなく,自然になっちゃったものであるとも。


 以上,真面目な記事ですが,ちょっと百合な想像が頭をよぎったことも書き残しておきましょう。状況から見るに,女子修道院のようでもあるし…あああコバルト文庫向け的ストーリーが脳内に自動生成っ。

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