ナイジェリア：Bornoで中国人エンジニアが襲撃されて死亡

　blog開設より2100日だとか。割ときりがよい。看板のソマリアニュースは最近どうしたんです初心を忘れましたかとちょっと思ったが，そもそも初心は別にソマリアにはなかったことを続いて思いだす今日この頃。

　水曜（7日）朝，ナイジェリア北部Borno州，Benisheikhで中国人エンジニアの一行が襲撃され，二名死亡，車両を強奪された：

BBC　Nigeria: Chinese workers killed by gunmen in Benisheikh 8 November 2012 Last updated at 13:10 GMT

　サーチナは報じているが（ナイジェリアで中国人２人が殺害される　 2012/11/10(土) 14:47）詳しくない。

　Bornoでは先月から通算，4名の中国人が殺害された計算（参照：「…やっぱり狙われた？　Maiduguriの中国人建設作業員殺害事件 」2012-10-24）。10月，中国は外交ルートでその国民の安全について申し入れをしたばかり。

　今回，この一行はYobe州からBorno州にやってきたばかり。正体不明の男たちがこのエンジニアたちを追跡してきて，銃撃。二名を殺害した。中国は，同国資本による建築をナイジェリア各地で展開しつつあり，彼らもその一環で行動していたものであろう，彼らの動向についてはChinese Civil Engineering Construction Corporatioのofficialから説明がある。

　BBCのBashir Abdullahiが言うには，蔓延した不穏状態が盗賊たちに状況を利用することを得さしめているのである―つまり，Boko Haramの犯行の如くに見せる可能性を与えているのである。

　でまあ，Boko Haramだって，盗品の車をテロに使ったりしているので…

　…win-winの関係かもしんない。
　そんなこんなで，様々な欲望や意図が絡み合っている感があるので，『中国人が嫌われた結果だ』と燃え上がるのは多少なりと早計の気味ありかと思っておく。