雑感

　会議で同僚たちに”仕事が遅い””私に仕事してほしければもっと早くしてくれませんかね””そんな体たらくで他人に何か言えるんですかね”などと、どうにも無益に攻撃的に非難の言葉を延々連ねる向きがあるが、しかしこれも『自分が好かない同僚たち・役職者たちには嫌われ、昇進の目を予め潰す』ことを期待しているとすれば、まあなかなか合理的行動であるなあと思うなど。

　実際、年齢も年齢なのでそろそろ昇進などどうです、ついてはちょっと実績を、と大ボスに言われた際、なんだって昇進なんかしなきゃいけないんですかと言い放ったとかなんとかいう伝説がある人ではある。現状でもまあまあの高給なので、仕事を増やされるよりはこのまま気に入った人たちとおしゃべりして一生を過ごせれば、なるほど気晴らしに満ちている分、苦心して研究をしたりするより幸福度は高い―というのは合理的判断である。

　―他方で私も、昇進なんぞしたらアレを部下にする局面があるのかーと思うと昇進したくないわな。まあ、全面的に昇進停止状態が続いているわけでもあるけれど。

うちの会社、今年初めの会議にて、「ボーナスなし」「社内キャンペーンなし」「残業なし」「退職時の有給消化なし」「有給は許可制」が決まり、「文句があるなら辞めてもらって結構」と決まったのですが、本日、まさかの副店長自らが「じゃあ辞めますわ」と言い出して社内激震。

— うらんふ (@uranhu777) 2019年1月18日

会社側のコメント。「うちで続かないような人間はどこにいっても続かないよ？」 https://t.co/RdLGt4VZlU

— うらんふ (@uranhu777) 2019年1月18日

　…まあその、私としても元ボス殿から「そんなことじゃここではやっていけないよ」と「ご教示」頂き、次の瞬間「はっ」と気付いたアレから「余所でもやっていけないよ」と言い足された身であり、まあしょうがない、どこかに転出することを（いまも）視野に入れて生きてますわね。

　こんな言葉を思い出すことです：

僕程度の歳でも、既に三割くらいの人は目が死んでしまった。典型的には男性は一定程度の出世、女性は結婚を期に、人生のあがりを迎えたと思うのだろうか、目から光が消え、一気に老ける。面白いと思うことをやり続けないと、きっと人生は味のしない曇った長い余暇になってしまう。

— sho_yokoi (@sho_yokoi) 2017年6月18日