空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

ソマリア:ユスフ大統領は再び倒れる?

2008-01-05 19:04:25 | ソマリア関連
 BBCはSomali interim leader collapses  4 January 2008 16:37 GMT と言い,ユースフ大統領の病状に懸念を示します。

 BBCの報じるところでは,ソマリア暫定政府ユースフ大統領は金曜朝に倒れ,エチオピアに空路運ばれた。バイドアでの出来事。

 Nur Hussein Hassan首相はユースフ氏の体調は危険なものではないというが,側近筋は別様に示唆する。大統領不在に関わらず,11月に就任した首相は内閣改造を行い,15名を任命の由。就任先生は翌日―5日か―の予定。

 …そうしたわけで,大臣任命に大統領不在というのはいかにもおかしい。やや深刻な病気であるかと想像され,残余の大臣任命にも遅れが出るかと懸念される。ところが大統領辞任の予測はない,と言う模様。

 ちょっと変なのですよー。他方,関連するGarowe Online Somalia appoints new cabinet, president flies to Addis Ababa Jan 4, 2008 - 3:54:10 PMでは,ユースフ氏のエチオピア行について,病状重し!とは言いません。

 政府側報道よりではありましょうけどね。

 閣僚任命の大事な時機に急にエチオピアに旅立ったのが異例である認識は変わらない。ですがその理由については混乱している。幾つかの筋からは,医療上の検診のためだといわれる由。
 しかし首相はその報道を否定。健康上の多少の問題があることは認める模様。

 他方,大統領報道官Hussein Mohamed "Hubsired"はVOAに4日,語るには,大統領のエチオピア行は「仕事関係の目的"work-related purposes"」なのであって,健康問題によるのではないという。

 アディス・アベバよりGarowe Onlineが得た情報では,大統領はエチオピア東部で行われるDire Dawa市設立記念祭に参加するのだという。その前に健康チェックをするのだ,というわけです―。

 ですけどでも,閣僚を祝福するというのも大事じゃないですか。

 なお,新閣僚リストからは,何名か有力者が外されたそうで,より大統領の意思に添う人物をそろえたのかもしれません。

 前内務相Mohamed "Gamodheere" Mohamud,前副防衛相Salad Ali Jeeleがリストに入っていない―というのだそうですが,まぁあんまり興味ないですよね,日本語ニュース的には。

 しかし記事本文もnotable new facesと語る,Ahmed Abdisalan Adanが閣僚名簿に入っていることは言っておくべきかと思います。彼はHornAfrikの設立者の一人だそうです!

 残余3つの席ももうすぐうまる模様。既に任じられた15名のうち,6名は議員以外出身,1名の女性閣僚を含む由。

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