発泡山軽便鉄道 雑記帳

鉄道模型(主に猫屋線)をいじりながら、風景・鉄道写真などを中心に気ままにアップしている、とりとめないブログです。

年内最後

2019年12月26日 | スライドショー
本日2本目にして丹波発年内最後は、やはり年内最後のスライドショー。

和歌山にあった小私鉄2本をまとめたもので、あの泣く子も黙る野上電鉄と、ほんとにひっそり消えていった有田鉄道。

補助金助成が打ち切られた野上電鉄は、まるで漫画のように「よろしい、ならば会社清算だ」の道をまっしぐら。
この鉄道の最後の仕打ちが、「駅、車内での撮影禁止」と言う当時でも想像がつかないようなことを平然とやってのけた事。あちこちに看板があったそうで、今でも語り草になっている。

ただ撮影したころはのどかな時期で、車両は阪神・阪急・富山地鉄から来た選りすぐりの「動く化石」ばかり。

この後しばらくして、テレビコマーシャルに、「明治アーモンドチョコレート号」として登場したときは、誰もが目を疑ったもの。

この電車が、アーモンドチョコレート号になりました。ちなみに阪急の足回りに阪神の車体を載せたものだそうです。

そして有田鉄道。
ここも、昭和59年2月の国鉄貨物輸送合理化の波を受け、それまでも息絶え絶えだったのが、とどめを刺された感じで、廃止前には、土日運休、平日2本まで運転本数が減らされていたとか。
もちろん撮影時期は、まだまだまともな運行をしていた頃で、富士急行から来たキハ58が3両とも健在な時期。ただ単行でも輸送力過剰なのは明らかで、富士重工のレールバス(LE≠bAR)を入れなかったのは、資金が底をついていたからか。


野上電鉄は昭和53年、有田鉄道は昭和58年(ごろ)の撮影です。

https://youtu.be/97aLKwA2LzE
この2本に共通で出てきたのが、南海キハ。
和歌山駅で撮影したものだが、車体整備の丁寧さは薄汚い国鉄キハと比べると一目瞭然。

気動車特有の車端部の汚れなどほとんどなく、非冷房ながら存在感はあった。
車体と主にエンジンの整備もよく、難波駅で発車シーンを見たときなど「無煙化とはこういうことなのか」と思ったぐらい排気煙はきれかった(ほとんど透明)。



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