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てらまち・ねっと



 愛知県職員が、フェロシルトを掘り出して袋詰めしたら『撤去済み』と認識するといっていた問題があります。
   5月17日ブログ フェロシルト、愛知県知事は見解を修正。石原産業は処分場を契約。仮置き場増設

 石原産業に撤去命令の 5月22日のブログ 取消訴訟の被告された愛知県知事 、訴えられる前の会見がアップされていましたので紹介します。

 なお、私 (県民ネット) と兼松さん (市民ネット) は、あす5月30日、石原産業と三重県の共同研究がらみの情報公開請求に対する非公開(非開示)処分に対して、その取消を求める行政訴訟を提訴します。訴訟類型としては、石原産業が愛知県知事を被告にしたのと全く同じです。
 原告石原産業 vs 被告愛知県知事、かたや、原告は住民 vs 被告三重県知事。
 法律が定める提訴の期限は「行政処分から6ヶ月」なんですが、石原産業はその最終期限日に訴状を提出しました。私たちは、最終期限日の1日前に提出する予定です。
 今回、ちょっと、妙な構図ですね。
 30日は、午後1時に津地方裁判所に訴状を提出、2時から三重県庁で記者会見のセッティング。訴状などのデータは、報道された後にインターネットに載せる予定。

● 平成18年5月15日(月)午前11時  愛知県知事定例会見  5.フェロシルトの撤去について  知事のページ
【記者】 瀬戸市北丘町のフェロシルトの撤去期限は今日の15日。おそらく期限は守られてなかった。そのことについての所感と、また、地元で一応袋詰めにしたが、地元や一部の団体からは、現場から運び出されていない状況は撤去とは言えないという指摘も出ている。今後、どのような考えで、どう対応されるか。
【知事】 瀬戸市北丘町の現場は今日が期限で、まだ全面撤去には至っていない。大変残念で、遺憾。
 いろいろな事情はあるにしろ、今日現在、撤去は完了できなかった。この北丘町については、我々も憤りを持っておるが、何よりも少しでも早く撤去してもらうほかない。そのために、きちんとした石原産業に対する対応をしていかなければならない。
 問題は現場から搬出する条件として、持ち込み先の処分場の確保、一時の保管場所も含め、これをきちんとしなければならない。長久手町の方が終わって、搬出車両は現在、一日66台だったが、この北丘町にシフトして、こちらの方で集中的にやっている。どこへ持っていくのか・・九州などへの話も港湾の関係、あるいは廃棄物の関係、それぞれいろいろな法手続があるようで、まだ十分な量が持ち込めるだけの体制になっていない。そういうこともできるだけ速やかに状況を整えて、実施に移していただくことも必要。
 一体全体いつまでにできるのか、改めて会社の方にはそうした計画をきちんと出してもらい、今後の見通しをつけていただく。
 それから、バラであれ、袋詰めであれ、現場からきちんと搬出して、初めて撤去という状況になる。これまで、その辺り、言葉の上で若干曖昧な部分があったが、やはり地中に埋められているという状況が一番深刻な状況。撤去の前提として、袋詰めは今もいろいろな現場でやっているわが、ある程度隔離し、いつでも搬出できるというような形に持っていくことによって、現場での掘り起こしだとか、そうした作業の見通しがついた中で、不正確に申し上げたところがあったのかわからないが、厳密な意味では、御指摘のとおり、(バッグ詰めは)撤去だと言えないと考えている。
 このバッグ詰めも、やはり持って行き先の問題。石原産業の四日市工場の方もより拡張してもらうように、これはもう強力に求めていく。
 九州の方の処分場、今後のことを考えると、九州や今一部持って行っている関東、千葉県でしたか、こちらだけでももちろん足らないので、持って行き先、処分場の確保が大きな課題になる。これは、石原産業が責任持ってやるべき仕事。

【記者】 埋設量が大量である瀬戸市幡中町の現場については、地元などでは、そのまま置いていかれるのではないかという不安の声もある。これもあくまでも撤去なのかという県の考え方は。
【知事】 現時点で、県の基本的な考え方は撤去を念頭に置いている。地元が学者の先生方にも入ってもらい検討会を作って、フェロシルトを全部搬出すると二次的な環境影響も出るだろうということの心配の中で、何とか現場で収まる方法がないのかという議論が始まっていることは、もちろん承知しているが、まだその中身が進展したわけでもない。具体的な提案が地元から県にあったわけでもない。現時点では、やはり現場での撤去を念頭に置いて、対応している。
 そうした中で、今、北丘町を中心に、いろいろな撤去作業、袋詰め作業を進めているが、幡中町の現場においても袋詰めの作業を始めた。これは、九州その他いろいろな所への搬出が可能になれば、いつでも簡易に持って行ける。
 ただ、こちらは量が桁違い。桁違いという意味は、フェロシルトが塊としてではなく、土砂と混ざって埋め立てがなされいるので、土砂の量が膨大だという意味。しかし、それも、土砂も一緒に搬出しないとフェロシルトの撤去にならないから、そういう意味で大変な量になる。袋詰めの方は、今日から5チームでやる。


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