リムパーザを飲み始めて、今日で「まる一週間」が経過。
3日目ぐらいから食事のときに「吐き気」的な不快感が生じてきた。それまでのエストラサイトによるらしき「つわり」的な食事の時の不快感とは少し違う。「吐き気」なので苦しい・・・
昨日、ネットで調べてみたら、的確にアドバスを書いている医師があった。読んだら、すごく気が楽になった。
★≪がんハートサポート 2021/03/26 加藤隆佑/
リムパーザの一番多い副作用は吐き気。
1から3ヶ月くらいすると、次第に吐き気は治まってくる。
したがって、飲み始めの時期の吐き気を、しっかりと制御することが、大切。
吐き気は食事摂取量を減らし、体力の低下につながる。
そのことだけは、絶対に避けないといけない。
ここを乗り切れれば、かなり楽に治療を受けられる≫
なんと心地よい専門家の意見だ。
それで、昨日の夕方は、またまた「安売り寿司パックを2つ」買ってきて食べた。一人で全部食べた。
今日の夕食は我慢して買いに行かず・・・食事が苦しかった・・・気を遣っていろいろ配慮してケアしてくれるパートナーに申し訳ない思い・・・
ともかく、
★≪リムパーザの「吐き気」はガマンするな≫ それがわかっただけでも幸いだった。
しばらくは、わがままいって、好きなものを食べることにしよう。
改めて、ブログに仕立て直す。
昨日のブログでは、自分の治療薬のエストラサイト(女性ホルモン)の飲用が原因と推測される体の女性化のことなどを記した。
「つわり」のような食欲不振、吐き気の期間については昨日書いた通り、ほぼ通り過ぎたとみている。
実は厳密にいうと、8日ごろには不快感のピークは通り過ぎ、軽い方向に向かっていると感じた。
他方で、このころは、次の治療薬リムパーザによる「吐き気」の原因とが重複したタイミングだったらしい。
さかのぼると、私は4月7日に、主治医と協議して「放射線治療ゾーフィゴはやめて、リムパーザにする」ということにした。
( ◆今日のPSAの値は「536」/今日から、私の「BRCA2遺伝子変異の治療薬の分子標的薬オラパリブ・リムパーザ」を飲むことになった)
このリムパーザの副作用の象徴が、なんとまた「吐き気」だったとは・・・
2日前の4月12日(月)に「骨シンチ」という癌の骨転移の検査で名大病院に行ったとき、いくつかの理由で、「当日受付」でその日の担当医師の診察をお願いした。
医師は、「リムパーザを飲んだ人は半分ぐらいは吐き気がでる。たいていの人がそのうちに直る。」との話で、吐き気止めを処方してくれた。
そのあと薬局で、薬剤師が「リムパーザに吐き気止めはセットなんですけど、最初に出なかったんですね。何種類かあるので、ご自分に合うのがいいですね。吐き気はガマンせず、薬は何回でも飲んでください・・・」とアドバイスをくれた。
次は、多めにもらうことにしよう。
(最初の時は、主治医も薬剤師も何も言ってくれなかった・・・わかっていれば・・・)
ともかく、11日夜の食事時の「吐き気」は、この間で最悪だった。
12日の夜の食事中も不快感が生じたので、吐き気止め一錠を飲んだ。
すぐに良く効いた。
実際、昨日は、ブログに書いたとおり
≪今日の夜は、20%引き寿司パック2つ「合計550円」を全部食べることができた。ほんと、久しぶりに「吐き気」のような気分なく、最後まで美味しく食事することができた。ついつい、一人で全部食べてしまった≫
もちろん、吐き気止めも飲んでいない。
しかし、今日は、先の通り、寿司にしなかった。そしたら、苦しい夕食と食後になった。
・・ということで、今日はリムパーザと吐き気のことの情報を見ておくことにした。
BRCA遺伝子変異のある患者の治療薬・リムパーザ(オラパリブ)は、女性の乳がんや卵巣がんに数年前から認可されているので、病院や医師らからのアドバイス、(励まし・注意)などの情報がたくさん出されている。
それに対して、「前立腺がんとリムパーザ」に関する病院や医師らからのアドバイスは、ネットでは見つからない。
●市立貝塚病院/リムパーザは経口薬で、頻度の高い副作用は、吐き気、貧血、疲労などです。吐き気については、ほとんどの場合、食事の工夫や吐き気止めのお薬で対処可能/リムパーザにより・・DNAの傷を修復できなくなり、がん細胞は細胞死に至り、がん細胞の増殖を抑えることができる
●リムパーザ(オラパリブ)の効果と、吐き気という副作用を取り除く方法を医師が解説/がんハートサポート 2021/03/26 加藤隆佑
●静岡がんセンター/【抗がん剤による吐き気・おう吐】吐き気・おう吐が起こるパターンを知り、「いつ、どのような時に吐き気やおう吐が生じるのか」に注意し、比較的調子の良い時に食べるようにする。
なお、昨日4月13日の私のブログへのアクセスは「閲覧数1,901 訪問者数987」。
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● 市立貝塚病院
リムパーザは経口薬で、頻度の高い副作用は、吐き気、貧血、疲労などです。吐き気については、
ほとんどの場合、食事の工夫や吐き気止めのお薬で対処可能です。
正常な細胞では、傷ついたDNAを修復する重要な仕組みとして、BRCA蛋白とPARP蛋白と呼ばれる2つの蛋白が働くことで、DNAの傷は速やかに修復され、細胞は生き残ります。
遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)の患者さんでは、BRCA遺伝子に異常があるために、BRCA蛋白が正常に機能しません。
BRCA蛋白が働かないがん細胞では、PARP蛋白だけでDNAの傷を修復して生き残り増殖します。
リムパーザによりPARP蛋白の働きが阻害されると、DNAの傷を修復できなくなり、がん細胞は細胞死に至り、がん細胞の増殖を抑えることができます。
●リムパーザ(オラパリブ)の効果と、吐き気という副作用を取り除く方法を医師が解説
がんハートサポート 2021/03/26 加藤隆佑
リムパーザの副作用とは?
吐き気や下痢、貧血、疲労感です。
それ以外の副作用としては、下痢、食欲減退、無力症、味覚異常などが報告されています。
さて、一番頻度の多い副作用は、吐き気です。
飲み始めたばかりのときに、吐き気は起きやすいとされています。
1から3ヶ月くらいすると、次第に吐き気は治まってくるケースが多いです。
したがって、飲み始めの時期の吐き気を、しっかりと制御することが、大切です。以下のようなお薬が有効です。
精神の不安を和らげる薬である、ノバミンやロラゼパム、ナウゼリン、プリンペラン、ドラマミン、六君子湯という漢方、
以上のような薬を用いて、吐き気をしっかりとることが、非常に大切です。
吐き気は食事摂取量を減らし、体力の低下につながります。そのことだけは、絶対に避けないといけません。
初めの1から3ヶ月を乗り切れれば、かなり楽に治療を受けられます。
リムパーザによる骨髄抑制も次第に回復する。
リムパーザにより、骨髄の機能が低下し、白血球(好中球)、赤血球、そして血小板が減ることがあります。
この副作用も、内服を続けるうちに、改善していくことが多いです。
リムパーザと似た薬であるゼジューラカプセルを例にとりますと、以下のような感じになります。
・・・・・
グレード3以上の血小板減少症の発現率は、最初の1年が33.8%であったのが、2年目以降になると2.8%になる。
貧血の発現率も25.6%から0.7%、好中球減少症の発現率も19.3%から2.1%になる。
・・・・・リムパーザが原因で白血病になることがある。
リムパーザの副作用で、一番の問題は白血病です。
約0.8%の頻度で、白血病や骨髄異型症候群とったような、血液を作る部位のがんになることが、判明しています。
リムパーザの兄弟分的な薬で、ゼジューラカプセルというお薬がありますが、こちらのお薬も、約1.4%の頻度で白血病を発症することが判明しています。
頻度は低い副作用ではありますが、定期的に採血の検査をして、白血病になっていないかを確認しないといけません。
どのような乳がんに、リムパーザは効果がある?
遺伝性の乳がんに対して、効果があります。
がんの成長を制御できる期間は、リムパーザの場合は、約7.0か月とされています。
リムパーザ以外の抗がん剤を用いた場合は、がんの成長を制御できる期間は約4.2か月でした。
つまり他の抗がん剤に比べると、リムパーザは効果がより良いということになります。
どのような卵巣がんに、リムパーザは効果がある?
すべての卵巣がんの方に、リムパーザを用いることができるわけではありません。
以下のうちの、どちらかの条件を満たす方に、投与できます。
条件1、再発した卵巣がんに対して、カルボプラチンやシスプラチンといった薬を用いて治療をして、非常によく効いた方
再発した卵巣がんに対して、カルボプラチンやシスプラチンといった薬を用いて、卵巣がんを、かなり小さくさせることができた場合に、リムパーザを用いることができるということです。
卵巣がんを、小さくさせたのちに、リムパーザを用いると、以下のことが期待できます。
小さくなった卵巣がんを、長期間にわたって、小さい状態のままにする。
リムパーザを服用した方のうち、約10%の方は、とてつもない効果がでることがあります。
何年にもわたって卵巣がんを制御できるのです。
一方で、がんを制御できる期間の中央値は、約8.4ヶ月です。
条件2、BRCA という遺伝子変異がある卵巣がんの方で、カルボプラチンやシスプラチンを用いた治療が、非常によく効いた方
「BRCA という遺伝子変異がある卵巣がんの方が、カルボプラチンやシスプラチンなどによる治療を受けて、卵巣がんを、かなり小さくさせることができた場合」に、リムパーザを用いることができるということです。
この場合においては、60%以上の方は3年以上にわたって、がんの増殖を制御できます。
条件3、相同組換え修復欠損(HRD)がある卵巣がんの方で、「アバスチン+カルボプラチン+パクリタキセル」による治療が、非常によく効いた方
その場合は、卵巣がんが再び大きくならないように、「アバスチン+リムパーザ」による治療が推奨されます。
卵巣がんの約50%の方は、相同組換え修復欠損を持っていると言われています。
もし条件3の治療法が適応であるならば、条件3の治療が一番良いと思います。
さて、条件1と条件2は似ているように思えるかもしれませんが、少し異なります。
この相違点をわかりやすく説明すると、「はじめて卵巣がんになった方で、BRCA遺伝子変異がない方」は、リムパーザを用いることができないと言うことです。
本来であれば、リムパーザを用いるようにすべきなのですが、保険診療上では用いることができないのです。
しかし、リムパーザと似たお薬である、ゼジューラカプセルという薬が、この問題点を解決してくれました。
はじめて卵巣がんになった方で、BRCA遺伝子変異がない場合、リムパーザは用いることができなくても、ゼジューラカプセルであれば、用いることができるようになったからです。
結論として、今後は、「小さくなった卵巣がんを、長期間にわたって、小さい状態のままにする治療」は、以下のどちらかが選択されることが多くなるでしょう。
ゼジューラカプセル
アバスチン+リムパーザ
●副作用による吐き気が強くてつらく、自分をどうしてよいか分からなくなるほどの状態を経験した。 (13 件の体験者の声があります/体験者の声)
静岡がんセンター
【抗がん剤による吐き気・おう吐】吐き気・おう吐は、おう吐中枢への刺激や、消化管粘膜の作用により起こります。緊張・不安など精神的な面や、不快なにおい・音・味覚などが誘因となることがあります。
人によって、吐き気・おう吐症状の有無や程度は様々です。「治療=吐き気・おう吐」というイメージをあまり強くもたないようにしましょう。
吐き気・おう吐が起こるパターンを知り、「いつ、どのような時に吐き気やおう吐が生じるのか」に注意し、比較的調子の良い時に食べるようにしましょう。
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