名古屋市長選は明日が投開票日。
選挙直前の公約で『バラマキ合戦』が主要な二人から出された。
ローカルな都市では、最近、「一人〇〇万円配布」的な公約をして当選する例が出ている。興味深い面があるともいえるが、他方で、政策としてのきわめて大きな疑問符が付くのは当然。当該自治体の歴史や経過から見て妥当といえるかなども判断がいる。
それが、人口230万人の政令市の市長選で双方から出された。
疑惑の問題や、政策論議がふっ飛んで行ってしまう見事な作戦とでもいうべきか・・・
今日は、そのあたりの関連として、次を記録しておく。
選挙の結果いかんにかかわらず、検証されないといけないことは多々ある今回の選挙。
●【独自】事務局幹部「偽造署名に関与」 リコール不正「事務局長が指示」/中日 2021年4月16日
●コロナ禍の有効な経済対策か…『バラマキ合戦』とも揶揄の名古屋市長選 専門家「財政の持続性やリスクも」/東海 4/20 21:1
●“2万円商品券”に“キャッシュバック”「バラマキ合戦」に懸念の声も【名古屋市長選挙】/中京 2021/04/20 19:00
●名古屋市長選挙、第一声は何を訴えた? 現職と元ベテラン市議が事実上の一騎打ち/名古屋 4/12
●“疑惑”の河村たかし氏が優勢。市長選で河村ラブな、名古屋人の謎気質/週刊SPA! 4/23 8:54
なお、昨日4月23日の私のブログへのアクセスは「閲覧数2,257 訪問者数1,074」。
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●【独自】事務局幹部「偽造署名に関与」 リコール不正「事務局長が指示」
中日 2021年4月16日 02時00分
愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)運動を巡る不正署名事件で、リコール活動団体の事務局幹部だった山田豪(たけし)・常滑市議(52)が本紙の単独インタビューに「偽造署名に深く関与した」と認めた。「田中孝博事務局長の指示で昨年十月末〜十一月上旬、名古屋市内で同一筆跡の大量の署名簿に自ら指印を押した」と明らかにした。山田氏は十五日、一連の問題の責任を取って議員辞職した。
【関連記事】「ミスターこうやるんだ」 常滑市議証言
リコール活動団体の事務局関係者が不正への関与を認めたのは初めて。山田氏は田中事務局長らとともに運動の中心的な役割を担い、活動方針の決定に関わったり、街頭演説で署名を呼び掛けたりしていた。地方自治法違反(署名偽造)の疑いで捜査している愛知県警から任意で事情聴取を受けている。
山田氏は「偽造署名に深く関与したことを自覚し、反省している。私自身がやったことを全て世間にさらして、真相究明に向き合いたい。県民のリコール活動を台無しにしてしまい、深くおわび申し上げたい」と謝罪した。...
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●コロナ禍の有効な経済対策か…『バラマキ合戦』とも揶揄の名古屋市長選 専門家「財政の持続性やリスクも」
東海 4/20 21:1
4月25日投開票の名古屋市長選挙。公約として現職の河村たかしさんは「電子決済で2万円分のポイントバック」、対する横井利明さんは「全市民に2万円の商品券配布」を掲げ、一部では「バラマキ合戦」とも揶揄されています。
告示日の2人を追う…名古屋市長選 横井氏「2万円の商品券を」河村氏「減税100億円続けている」
果たして、直接懐に訴える公約は、選挙目当ての「バラマキ」か、それともコロナ禍の有効な経済対策か…。名古屋の有権者はどう判断するのでしょうか。
■「商品券」対「ポイント還元」…事実上の一騎打ちの名古屋市長選挙は「バラマキ合戦」に
現職と新人4人が立候補した名古屋市長選挙。このうち元市議会議員の横井利明さんが公約として掲げたのは、「全市民への2万円分の商品券の配布」です。
名古屋市の人口は約230万人のため、約460億円の財源が必要となりますが…。・・・(以下、略)・・・
●“2万円商品券”に“キャッシュバック”「バラマキ合戦」に懸念の声も【名古屋市長選挙】
中京 2021/04/20 19:00
4月25日に投開票を迎える名古屋市長選挙。4人が立候補していますが、ある公約をきっかけに「バラマキ合戦」の構図となり注目を集めています。私たちの投票の結果次第でお金が戻ってくるというものですが、専門家が“禁じ手”ともいう「バラマキ公約」に懸念の声もあがっています。
名古屋の次の4年を左右する名古屋市長選挙。話題となっているのが、「バラマキ合戦」です。
きっかけは、既成政党が推す新人・横井利明候補(59)が公約に掲げた、全市民への“商品券2万円”の配布。
「ひとり2万円の商品券を配布する」(横井利明 候補)
すると今度は、現職・河村たかし候補(72)が市内のお買い物のキャッシュバックを宣言。
「3割キャッシュバック!」(河村たかし 候補)
いわゆるバラマキ合戦の火ぶたが落とされたのです。
人口約230万人に対し、2万円支給なら460億円が。はたまたキャッシュバックならば、総額200億円が市民に戻されることになる空前の還元サービスです。
地方行政に詳しい愛知学院大学の森教授は、「バラマキ合戦」について以下のように分析します。
「経済対策は表向き。選挙に強い河村候補に対抗するため、既成政党側が禁じ手に手を出し、これに河村候補側も反撃した結果、バラマキ合戦の構図になってしまった」(愛知学院大学 森正 教授)
この状況に対し、名古屋市民の反応は-。
「もらえたらもらえるものは欲しいですね」
「くれたら助かる」
「それをバラマキっていうかもしれませんけど。今もらえるんだったらうれしい」(名古屋市民)
そもそも「バラマキ」という言葉の意味、広辞苑には、『ばらばらと雑にまく。金銭などを多くの人にみさかいなく与える。むやみに配り渡す』と記載があります。
バラマキといえば記憶に新しいのが、愛知県岡崎市で去年、全市民に5万円を支給する公約を掲げ、当選した市長がたった1か月で断念しました。
さらに兵庫県の丹波市長選でも、元議員が5万円支給をうたい、市長に当選。今も実施できずにいます。
今や全国で“バラマキ公約”は、大ブームとなっているのです。
しかし、公約が実現できないとわかると市民の不信や怒りは頂点に。岡崎市では市長のリコール運動にも拡がろうとしているのです。
「(5万円支給は)どうなってるんですか?みたいな感じですかね」
「その市長を当選させた市民性を疑われてるっていうかね、岡崎市の市民が悪いみたいに言われるのも恥ずかしいよね」(岡崎市民)
バラマキ政策で当選はつかむも一寸先は闇。この方法は、政治生命を奪いかねない諸刃の剣なのです。
今回、候補者2人は予算のメドは立っていて、岡崎のようにはならないといいますが、森教授は「バラマキ」の代償を懸念しています。
「何かをやるためには、何かを減らすとか、犠牲にするということがどうしてもこれ不可欠になります。(バラマキをしても)どのようにして返済していくのかと、その効果でどういうものを見越しているのかということが、有権者に対して政策のパッケージが示されていない」(愛知学院大学 森教授)
バラマキの代償に何が削られるのか。はたまた将来の借金か、そんな心配があるのです。
名古屋市民から冷ややかな声も-。
「まあ一時しのぎっていうところがちょっとありますね。継続的に何か助けてくれるものが、制度としてあるのであれば、そちらの方が」
「もっと使いやすい施設を造ってほしい」
「別のところのお金の使い道ってあるじゃないですか」(名古屋市民)
もし、当選したら2万円の商品券やキャッシュバックを候補者は何に使うのでしょうか。
キャッシュバックされるなら?
「ヒャ~ボ~ル(ハイボール)ですかね。(あと)レモンサワーの強いやつ。キャッシュバックそれにするわ」(河村たかし 候補)
2万円の商品券が配布されたら?
「家族そろって手羽先を食べに行く。風来坊の手羽先。家族みんな大好きで、そこへ行って使ってみたい」(横井利明 候補)
この商品券配布やキャッシュバックについて、押越清悦候補は、「バラマキよりも公務員や議員の 給与削減」をと主張。
また太田敏光候補は、「バラマキは反対とし、財政の健全化を求める」としています。
コロナ禍の救済、経済への消費喚起、「バラマキ政策」の効果やいかに…。その行く末も有権者の選択次第なのです。
名古屋市長選挙の投開票は4月25日です。
【中京テレビ 「キャッチ!」 4月20日放送より】
●名古屋市長選挙、第一声は何を訴えた? 現職と元ベテラン市議が事実上の一騎打ち
名古屋 4/12
届け出順に、いずれも無所属で現職の河村たかしさん、新人のNPO法人代表の押越清悦さん、同じく新人で元名古屋市議会議員の横井利明さん、同じく新人で元会社員の太田敏光さんが立候補しています。
河村たかし氏「一つわしも総仕上げ」
現職の現職の河村たかしさん
河村市政の3期12年、そして新型コロナウイルス対策などが争点となり、事実上の一騎打ちとなった市長選。
有権者には、次のように訴えました。
「5期目は出ないというので、ひとつわしも総仕上げということでやりたいと思います。でかいのはやっぱり給料800万円で、これで12年になりますから3億5000万円返したことになります」(河村たかし氏)
東区の事務所で出発式を行った現職の河村たかしさん。
公約に掲げる「電子マネーでのキャッシュバック」や「子ども応援」などを訴えました。
「電子マネーになるけど、買い物したら3割引きと。これは1年だけではないですよ。日本最大の200億規模、毎年50億、これはちゃんと財源付きですから」(河村たかし氏)
一方、影響が注目される、知事リコール問題での「署名偽造事件」には触れませんでした。
横井利明氏「命を軽んずる市政から命を大切にする市政へ」
新人の横井利明さん
「新型コロナへの対応が本当に十分なのか、ワクチンは速やかに本当に打てるのか、命を軽んずる今の市政から、命を大切にする市政へ、この転換をはかるのが、今回の名古屋市長選挙です」(横井利明氏)
新人の横井利明さんは中区伏見で第一声をあげました。
「1人2万円の商品券を配布をする。市の貯金の一部、6分の1を崩すことによって、市民の皆様方の生活の下支えをしていく、その商品券は必ず街の中にすべて回ります」(横井利明氏)
第一声では、新型コロナ対策として打ち出した「全市民への2万円分の商品券配布」や民間出身の女性副市長の推進について訴えました。
新人の押越清悦さんは「テクノロジー犯罪」の問題を解決すると訴えています。
同じく新人の太田敏光さんは「相生山緑地の公園の促進化」を訴えています。
12日から、市内では期日前投票が始まりました。
名古屋市長選の投票は25日に行われ、即日開票されます。
(4月12日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)
●“疑惑”の河村たかし氏が優勢。市長選で河村ラブな、名古屋人の謎気質
週刊SPA! 4/23 8:54
4月25日(日)に投開票が迫った名古屋市長選挙は、四期目を目指す河村たかし氏と、元名古屋市議長・横井利明氏の2人が一騎打ちの様相を呈し、注目が集まっている。
「村・村コンビ」から「村・村戦争」へ
・・・(略)・・・議員達も困惑する、まさかの「河村氏優勢」
現役の名古屋市議会議員もこうした状況に困惑の色を隠せないという。ある名古屋市議会議員は周囲にこうこぼしていたという。議会関係者に聞いた。
・・・(以下、略)・・・
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