先ほどパソコンでブログを作ろうと思ったら、「ホットフラッシュ」 が来た。
経験したことのない人にはわからないだろうけど、女性には少なくないらしい。
・・・・特に、乳がんなどの場合には、原因に関与する女性ホルモンをコントロールするので、「ほてり」=「ホットフラッシュ」が起こる、という解説は良く見かける。
男性も、前立腺がんは、ホルモンをコントロールするから、同様に出る。私もその仲間。
今日は、いつもより暑かったので、作業の手を休めて、服を一枚脱いだ。
私の場合、昨年、初めての経験で、ずいぶん困った。
知らないから、夜寝ていて、暑くて汗をかいて・・・眠りが浅くなることもあった。それが、どうも、「ホットフラッシュ」らしいと分かった。
当時通っていた東京女子医大の主治医に話したら、漢方薬の「桂枝茯苓丸」を処方してくれた。東京女子医大は、漢方のセンターも併設しているから、医師もそういう知識があるのだろうと思った。
ともかく、それなりに効いている実感があった。ホットフラッシュを自覚することもほとんどなくこれた。
それで「桂枝茯苓丸」はずっと続けて来た。
1年以上経過して、3週間ほど前に、選択肢として「桂枝茯苓丸」を休むことにした。
理由は次。
①「ホットフラッシュ」を自覚しなくなったこと
②「がん対策」として2剤の漢方薬を使っている他に、別の1剤使うことも時にあるところ、漢方は「3剤」までにしておいた方が良いとの一般的な意見もあること
8月後半、「桂枝茯苓丸」をやめてしばらくしたら「ホットフラッシュ」らしき状態の復活を感じた。
が、それほど、深刻でなかったので、「桂枝茯苓丸は休む」ということでやってきていた。
そしたら、今日はちょっと重かった・・・・・という次第。(なお、10分ほどで「ほてりはひいた」)
それで、今日のブログのテーマは、「ホットフラッシュ」にした。
昨年もこのブログで「ホットフラッシュ」のことをまとめた記憶だけど、今日は別の解説にリンクし、一部を抜粋して載せておく。
●前立腺癌に対するホルモン療法について/東北大学医学部泌尿器科学教室 H24.12~/・・(略)・・・【ホルモン療法の副作用】ほてり(ホットフラッシュ)
●【QOL(生活の質)】がん患者さんが悩むホットフラッシュの原因と対処方法/再発転移がん治療情報 2015年07月31日
●3. LH-RH agon ist投与中の前立腺癌患者のホットフラッシュに対する桂枝茯苓丸の有用性/聖隷三方原病院泌尿器科 永江浩史
●ほてり・のぼせ・発汗 (ホルモン低下による症状)~がんの治療を始めた人に、始める人に~/国立がん研究センター 2020年02月12日
●Q:前立腺がんでホルモン療法 ホットフラッシュが出た/産経 2019.12.3
なお、昨日9月12日の私のブログへのアクセスは「閲覧数2,363 訪問者数1,016」。
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●前立腺癌に対するホルモン療法について
東北大学医学部泌尿器科学教室 H24.12~
・・・(略)・・・【ホルモン療法の副作用】
ほてり、頭痛、発汗、肝機能障害、性欲減退、勃起障害、女性化乳房、乳房痛、精巣萎縮、貧血、骨粗鬆症、肥満、糖尿病、心血管疾患、筋肉減少、認知機能の低下、うつ傾向、などがあります。女性の更年期症状と一部は似ています。ホルモン療法の副作用の多くは、(可能であれば)ホルモン療法を休止することにより改善しますが、なかには女性化乳房のように不可逆的な変化もあります。以下、代表的なものを説明します。
ほてり(ホットフラッシュ):
ホルモン療法において最も多い副作用で早期より出現し80%にも及びます。抗うつ薬の1種の投与、女性ホルモンの極少量の投与が有効との報告があります。
・・・(以下、略)・・・
●【QOL(生活の質)】がん患者さんが悩むホットフラッシュの原因と対処方法
再発転移がん治療情報 2015年07月31日
・・・(略)・・・ホルモン療法後には男性にも起こる症状
ホットフラッシュは、女性だけの悩みではありません。実は、前立腺がんの治療を行っている男性にも起こります。前立腺がんは、男性ホルモンの影響により進行します。そのため、手術で左右両方の精巣を摘出した場合や、ホルモン療法で男性ホルモンの分泌や作用を妨げる薬剤投与を行っていると、副作用としてホットフラッシュが起こるのです。治療開始後数週間経つと症状が出てくるといわれています。
前立腺がんで、ホルモン療法を受けている男性の6~8割は、ホットフラッシュを経験しているといわれています。ホルモン療法の副作用は一過性で、ホルモン療法の治療開始から数カ月くらい経つと徐々に軽くなってくるといわれています。しかし、症状が強く耐え難い場合には、薬の種類を変更したり、ホットフラッシュを軽減する別の薬を併用したり、場合によっては治療を中止するなどの対応策が必要です。
また、漢方製剤の桂枝茯苓丸の服用によって、ほてりや発汗で困っている患者さんの2~3割で改善がみられたという報告もあります。
・・・(以下、略)・・・
●3. LH-RH agon ist投与中の前立腺癌患者のホットフラッシュに対する桂枝茯苓丸の有用性
聖隷三方原病院泌尿器科 永江浩史
【目的】 LH-RHanalogue投与中の前立腺癌患者にみられるHot Flushは、 15~ 31%の発生頻度と報告され、 QOLの面から決して軽視できない副作用である。 HotFlushに対する桂枝茯苓丸の治療効果に関するわれわれの検討結果を示す。
【対象と方法】 ・・・(略)・・・
【結論】 LH-RHanalogue投与中の前立腺癌患者にみられるHot F1ushに対して桂枝茯苓丸は安全・有用であり、同症状の治療選択肢に値する。
●ほてり・のぼせ・発汗 (ホルモン低下による症状)~がんの治療を始めた人に、始める人に~
国立がん研究センター 2020年02月12日
1.ほてり・のぼせ・発汗(ホルモン低下による症状)について
ホルモンの分泌が少なくなることによって起こる症状に、ほてり・のぼせ・発汗があります。これらの症状は時や場所を選ばず1日にたびたび起こることがあり、その症状が数年間続くこともあります。
2.原因
手術や薬物療法、放射線治療に伴い、女性ホルモンや男性ホルモンが低下し、体温調節に関わっている自律神経のバランスが崩れることが原因となることがあります。
3.ほてり・のぼせ・発汗が起きたときには
症状が重く日常生活に支障がある場合には、薬で症状を和らげます。低下したホルモンを薬で補充するホルモン補充療法などの対処方法があります。
4.ご本人や周りの人ができる工夫
外出するときには脱ぎ着しやすい服装を選び、汗を拭くためのタオルを持ち歩く
体に熱がこもらない環境を整える
適正体重の維持を心がける
ストレスをため込まないようにする
5.こんなときは相談しましょう
日常生活に支障を来す症状があるときは「こんなことを聞いても大丈夫かな」と悩まず、担当の医師に相談しましょう。
●Q:前立腺がんでホルモン療法 ホットフラッシュが出た
産経 2019.12.3
■しばらく治療を継続 停止後に効果判定を
Q 60代の男性です。昨年5月、会社の健診でPSA値が29(65~69歳の基準値、3・5以下)となり、病院で検査を受けたところ、前立腺がんと診断。がん細胞の被膜外浸潤もありました。手術支援ロボット「ダビンチ」で前立腺の全摘出を受けましたが、その後、PSA値が再上昇したため、放射線治療を36回、さらにホルモン療法を受けています。
A ホルモン療法はどのような薬を使っていますか。
Q 内服でビカルタミドを、注射でリュープロレリンの投与を受けています。
A 前者は男性ホルモン(テストステロン)の作用を、後者は産生(生成)を抑制するもので、これらの併用は総合男性ホルモン遮断(しゃだん)治療と呼ばれます。
Q しかし、驚いたのは副作用のホットフラッシュです。突然、ひどい発汗が起きてしまいます。
A いつ、どのようなときに起きますか。
Q 通勤電車の中で急に発汗が起きてあたふたしてしまうことがあります。
A ホットフラッシュのもともとの原因はホルモン療法によって男性ホルモンの産生が遮断され、女性の更年期のような状況になることにあります。通勤電車が混雑しているとそれが引き金になっているようです。1日何回くらい起きますか。
Q 1日に1、2回ほどです。
A 比較的少ない方ですね。1日10回以上出る人もいます。悩ましいなら、プロスタールという前立腺肥大症にも使う薬があり、1日1錠(25ミリグラム)で軽減効果が期待できます。
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