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てらまち・ねっと



 最近頂いた次のコメントに今日9月18日のブログで私の意見を書くことにする。
 理由は、そのコメント氏が、週明け早々に「密封小線源治療を受ける為に入院」とのあるので、今日土曜日には意見を書くのが良いと考えたから。

 まず、私が出したブログの日付、タイトルにリンクをつけ、いただいたコメントの抜は私が番号をつけて下記の枠内に列記する(A-1から5、B)。
 その枠のあとに、番号順に私の意見を書く。

★ A- 9月16日ブログ
   ◆◆「500」にハネ上がった前立腺がん 腫瘍マーカーPSA (基準は「4」)。とはいえ、数値の1日当たりの増加スピードは低下傾向にある・・・と都合よいことを評価する私
 (いただいたコメントから) 
1. てらまちさんの病状を拝察いたしますと、去勢抵抗性前立腺癌に移行し、骨への転移もあるが、内臓や神経組織への転移がないので、健康状態は良好という理解でよろしいでしょうか?

2. この状態を確認するのに有効なのは、PETCTではなく造影剤CTなんですね。

3. 今の骨以外への転移を抑えているのは、リムパーザなのでしょうか?この薬の効果の有無については、遺伝子検査で確認済みという事ですか?

4. 週明けより密封小線源治療を受ける為に入院いたします。放射線を帯びた線源を体内に埋め込む為、暫く個室に籠ることになります。

5. 先ずは、私の段階での自費での遺伝子検査の必要性について、尋ねてみようと思っています。

★ B- 9月13日ブログ
   ◆ホルモン由来の「がん」の治療の副作用「ほてり」「ホットフラッシュ」/漢方製剤の桂枝茯苓丸は良く効いた/ ホルモン療法において最も多い副作用で早期より出現し80%にも(東北大学医学部)
 (いただいたコメントから) 
6. なるほど、精巣摘出で男性ホルモンを根絶してるという事ですね。
それなら去勢抵抗性とは無縁だと感じるのですが、そこが人間の身体の難しいところですね。

  では、私の意見は以下に記します。
 なお、昨日9月17日の私のブログへのアクセスは「閲覧数1,838 訪問者数935」。

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  ◆◆「500」にハネ上がった前立腺がん 腫瘍マーカーPSA (基準は「4」)。とはいえ、数値の1日当たりの増加スピードは低下傾向にある・・・と都合よいことを評価する私 (いただいたコメント)
 1. てらまちさんの病状を拝察いたしますと、去勢抵抗性前立腺癌に移行し、骨への転移もあるが、内臓や神経組織への転移がないので、健康状態は良好という理解でよろしいでしょうか?


  ⇒(寺町の意見) 「前立腺がん」から「去勢抵抗性前立腺癌」に移行」したことは、私の場合昨年に2月 PSA2392で発覚して、7月にPSA2まで下がったのに、8月から上昇、その段階で去勢抵抗性前立腺癌と認定されているのでしょうね。

 「内臓や神経組織への転移がない」については、名大の主治医もそのようにならないように心配していますから、時々、単純「CT」などで確認して、「内臓への転移は(今は)無いでしょう」との見解を述べています。

「健康状態は良好」とは主観の世界になりますが、昨年2月のがん発覚の直前(1月)のから私の身体の痛み(激痛)を診断対処していたかかりつけ医もは、昨年も今年も「こんなに癌が進んでいるのに、痛みも不調もないなんて」といつも驚いています。
 悪いのは「腫瘍マーカー PSAの値の激変」(笑)

(いただいたコメント) 2. この状態を確認するのに有効なのは、PETCTではなく造影剤CTなんですね。
  ⇒(寺町の意見)   それは知りたいことの目的次第ですね。
 今回16日に私が、新しい主治医に「PETCTで検査を」と求めたのは、「PSAの激変」が癌が「増加しいる」からか、「そうでない」のか判断し難いところ、昨年12月にPETCTで検査している画像があるので、その比較で癌が「増」か「減」か見てみたい、という理由です。

 その問いかけに医師は、「PETCTは細かいところの判定はしにくいので」・・・というのです。
 もちろん、そうなのですが、私は、「増」か「減」かすらわからないので、大まかな傾向を知りたい、という思いでした。
 しかし、医師は、私が併せて、強調して「肩や腰が痛いことがある」と申告したことで「単純CTでなく、造影CTで内臓や神経の圧迫などを点検しよう」という旨でした。
 だから、翌日に「造影CT」を行ったという背景です。

 骨転移の特定には「骨シンチ」がいいとされます。
 ただ、「骨シンチ」の検査は、時には「フレア現象」で癌の拡大か縮小の判定を誤ることがあるといわれています。そういう調べをしたいと時には、PETCTは有効だと思います。
 その関連の論文や指摘は、後日、リンクをつけて抜粋することにしましょう。素人の私たちでも興味深い、「検査結果の診方」です。

 なお、「PETCTは費用も高い」し、と医師は述べました。確かに、PETCTの検査費は、造影CTなどより高いです。

(いただいたコメント) 3. 今の骨以外への転移を抑えているのは、リムパーザなのでしょうか?この薬の効果の有無については、遺伝子検査で確認済みという事ですか?
  ⇒(寺町の意見)  私が、私のBRCA2遺伝子変異の治療薬のリムパーザを飲み始めたのは今年の4月から。
 つまり、昨年の2月の癌の発見時を含めて、それ以降も「骨以外への転移」は出ていない、という診たてです。
 今回は、昨年の2月と11月に行った「造影CT」で、念のために詳細にみてみよう、ということです。

 「薬の効果の有無」に関して、それが「開始5か月」で結果がスパッと出ていれば、腫瘍マーカー PSAは激減している。
 しかし、いまでもPSAが上下・激変しているので、「リムパーザの効果の有無」がしつかりと見えない。(もちろん、私は、リムパーザはしっかり効いていると想像している)
 
 リムパーザに詳しいその医師は、リムパーザが効く癌はそれとして、別に、「前立腺がんというのは、転移して、新しい『子』になっていく、しかもいろんなタイプの新しい『子』がいる、それぞれの『子』にどの薬が効くかは(その人に応じてやってみないと)分からない」という旨を述べていました。

 この説明について、私は納得できます。
 癌の初期であれば、リムパーザでおおむね対処出来たのかもしれませんが、私の場合は転移が進んでいたから、いろんなタイプの癌がすでに身体の中に散らばっていた、今も、その方向だから、リムパーザだけでは解決できない・・・と考えるしかないのです。

 「遺伝子検査で確認済みという事ですか?」というのは、ちょっとズレ過ぎた質問だと感じます。
 なぜなら、「BRCA遺伝子検査で確認」できるのは、「BRCA遺伝子変異」の陽性、陰性であって、「仮に陽性と分かっても、リムパーザがその人にとって100%効くかどうか」まで保証するわけではありません。
 ただ、「BRCA遺伝子変異」の陽性者の前立腺がんには、今までの治療法はほとんど効かないらしいという時代にあって、分子標的薬リムパーザが高い確率で効果があるというデータ・実績があるというステージに進める、ということです。

 さらに、「転移で変質した前立腺がん癌がどういうタイプの『子』・前立腺がん癌であるか」は、「遺伝子変異」の検査では分かりません。
 だからこそ、私は、BRCA遺伝子変異の検査を初期に行って、「必要なら対処した方が後悔しない」と「せかす」タンスでブログを書いています。・・・ でも、深刻な当事者にならないと、伝わらないことなのでしょうね・・・

(いただいたコメント) 4. 週明けより密封小線源治療を受ける為に入院いたします。放射線を帯びた線源を体内に埋め込む為、暫く個室に籠ることになります。
  ⇒(寺町の意見)   素晴らしいことですね。治療が将来にわたって成功裏に行くことを願うばかりです。

 もし、お嫌でなければ、「密封小線源療法」の体感レポートを寄せていただけると嬉しいです。ブログに載せることで、今、同療法を考えている人にも大きな参考になるでしょう。
 
 「暫く個室に籠る」・・・食事も窓から差し入れ、というような表現を見た覚えがあります。悪く書くと「独房?」なのかも(笑)。興味津々です。

(いただいたコメント) 5. 先ずは、私の段階での自費での遺伝子検査の必要性について、尋ねてみようと思っています。
  ⇒(寺町の意見) 
 医療の「必要性」は、患者側である自分が求める。あなたが、「必要性」を感じていないなら、質問する必要もないでしょう。

  訊いても、医師は、「密封小線源治療が効かなくなって、腫瘍マーカー PSAが上がったら、去勢抵抗性前立腺がんになったということで、保険適用のBRCA遺伝子変異の血液検査ができるから、それからでいいんじゃない」というのではないでしょうか。
 あるいは、「自費で行われる検査には、どうこうは言いません」、ということですかね。

★ B- 9月13日ブログ
   ◆ホルモン由来の「がん」の治療の副作用「ほてり」「ホットフラッシュ」/漢方製剤の桂枝茯苓丸は良く効いた/ ホルモン療法において最も多い副作用で早期より出現し80%にも(東北大学医学部)
(いただいたコメント) 
6. なるほど、精巣摘出で男性ホルモンを根絶してるという事ですね。
それなら去勢抵抗性とは無縁だと感じるのですが、そこが人間の身体の難しいところですね。


 ⇒(寺町の意見)  男性ホルモンを手術的にあるいは薬物的に遮断しても、前立腺がんが進行する、という前立腺がんの悪質さがあまり宣伝されていない、「早期発見すれば前立腺がんは治る」と伝わっているのが怖いことだと思います。もちろん、だからこそ、早期の検査はより重要なのですが・・・

 前立腺がんが悪化した癌が「去勢抵抗性前立腺がん」ですが、去勢抵抗性前立腺がんは男性ホルモンを餌とはせずに増殖していく「新たな『子』」です。

 去勢抵抗性前立腺がんはコレステロールを餌として増えていくように変化する、などとも言われます。コレステロールって、身体に必須なのにね・・・
 また、「他のいろんなものをかき集めて自分の武器を作っていく」、という表現をした医師もいます。

 そもそも、男性ホルモンは「精巣」以外にも、「副腎」から5%とか10%作られるとか、前立腺に40%位ストックされる、という表現も見た覚えがあります。

 つまり、前立腺がんにとって、餌は身体中にいっぱいあるのです。
 去勢抵抗性前立腺がんは、「第2世代・新規ホルモン療法」の薬剤も、いずれは効かなくなるのは当然でしょうね。
 それに、他の癌でもいわれるけど、癌という生物は、「抗がん剤への耐性」をも身に付けて生きていく形に変質していく場合もある、とか。
 
 このように去勢抵抗性前立腺がんはたちが悪い。
 しかも、BRCA遺伝子変異者の場合は、もっとたちが悪い。



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