原発の事故の悲惨を目(ま)の当たりにして、世論は徐々に脱原発方向に動いている。
停電対策も考案されてきて、原発がなくても電力が足りる工夫が進むようだ。
そうそう、うちの屋根にも15年ほど前からソーラー発電のパネルが乗っている。晴れていれば、数キロワット発電している。
結果として、停電のときも、晴れていれば・・・・
電力会社がこぞって進めてきた”オール電化”の家は、停電になったらどうなるんだろう・・・そんなことも気になる夏は間近か。
今日のブログは、「全国の放射能濃度一覧」や識者のいくつかのお話にリンク。
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● 全国の放射能濃度一覧 から
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※全国の放射線量を視覚的にチェックできます。マップはデータに連動して更新されます。
※平常時が緑、超過時が赤。平常時は値が少ないほど、色が薄くサイズが小さくなります。
※スライダーを移動させると過去の状態を表示できます。
当サイトは非営利個人による放射能情報サービスです。
個人が震災ボランティア活動の一環として作成しています。
各ページの情報は政府機関や都道府県発表の公式データに基づき作成しています。
各都道府県別データ
・・・・ |
以下は、リンク先をどうぞ
●浜岡原発の停止要請「評価する」が多数 各社世論調査
J-CASTニュース - 2011年5月16日
菅直人首相がが中部電力に対して要請した浜岡原発の全面停止について、報道各社が実施した世論9 件調査ではおおむね高い評価が得られている。
共同通信が実施した全国電話世論調査では、停止要請について「評価している」が66.2%となり、「評価していない」の29.7%を上回った。朝日新聞でも「評価する」62%に対し、「評価しない」は23%。毎日新聞は「評価する」が66%、「評価しない」25%だった。いずれも2011年5月14、15日に実施された。
日本テレビが13~15日に実施した世論9 件調査では、菅首相の判断を「支持する」が71.2%となり、「支持しない」は17.3%にとどまった。テレビ朝日の14、15日の調査でも「支持」は72%と高かった。
また、菅内閣の支持率は、多くで増加が見られた。共同通信では4月の調査から1.3ポイント増の28.1%、朝日新聞は5ポイント増の26%、毎日新聞も5ポイント増の27%、日本テレビでは6.1ポイント増の30.1%だった。一方、テレビ朝日は1.1ポイント減の24%だった。
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先日、日曜日の昼、外から帰ったらパソコンの外付けのハードディスク(容量1テラ)が赤ランプになっている。
ボタンを押したが復帰せず。
それで、一度、コンセントを抜いた。
・・コンセントをさし、再度、ボタンを押した。
「バチッ」と音がした。復帰せず。
しばらくしてコゲた匂いがしてきた。
唖然・・・・
詳しい人に電話した。
「たぶんデータは大丈夫です。
修理に出すしかないですね」
「赤いランプがついたらさわっては駄目です・・・」
翌日、メーカーに直接電話した。
症状を話し、至急、なおしてほしい、と頼んだ。
「4つのハードディスクをはずして外枠の電源部だけ送ってください。その症状とシリアル番号なら無料で修理になります」
とのこと。
(修理工場が金沢のようだから)
「直接持ち込んだらその場でみてくれないか・・・」とたたみ込んだ。
(しばらく検討して)「では、こちらからまず外枠を送りますから、交換して、壊れたほうを返送してください。そうすれば1日、早くなります」
となった。
HDL-GT1.0 4957180061306 1.0TB ¥58,000 2009/9/1 価格改定
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でも、自分で交換するのは「データを壊す」心配がある。
そこで、詳しい人に来てもらった。
・・・・新品の外枠に付け替えたら、即OKだった。
ホッ。
昨年の12月のウィンドウズのOSの入っているハードディスクが壊れたとき、その詳しい人が、
「この次の製品があるので、自動でバックアップするミラー機能のついたものにしましょうかね」
そんな話をしていてた。でも、そのままだった。
今回、「4テラ」で「RAID 6」、その外付けハードディスクへのバックアップ・ミラーリング機能を備えたものにすることになった。
・・・ところで、今朝は、早朝から、ミツバチの”非日常行動”があったので、これは巣箱から逃げるのか、あるいは・・・と観察していた。
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パソコン・トラブルの原因は、こんなところにあった。
● 2009年11月09日 【再掲載】LAN接続ハードディスク「HDL-GT/GTR/GTR2U」シリーズ ご愛用のお客様へのご案内(重ねてのお願い)
「2011年1月14日更新:
未だファームウェアアップデータを適用いただけていないお客様がいらっしゃいます。
下記対象製品をお使いのお客様におかれましてはファームウェアアップデータを適用いただきますよう、
重ねてお願い申し上げます。」
日頃より当社製品ご愛用いただき、誠にありがとうございます。
当社LAN接続ハードディスク「HDL-GT/GTR/GTR2U」シリーズにおいて、製品に組み込まれている電源の一部で、故障の状況によってごく稀に電源部より若干の異臭、もしくは発煙を生ずる場合のあることが判明いたしました。
当該製品は本来、電源故障発生時には電源回路が停止しますが、故障発生時の電源再投入時に回路が停止する前に一瞬電源が立ち上がってしまう故障のしかたがごく稀にあるため、発生するものです。
この度、当該の故障のしかたを検知するように電源部コントロール機能を強化したファームウェアをご用意いたしましたので、下記ページより、最新版ファームウェアアップデータをダウンロードして適用くださいますようお願い申し上げます。
・・・・・ |
・・・そうなら、メールなり郵便なりで通知してくれればいいのに・・・と今は思う。
ともかく、システムアップのために、今回のハードディスクをバックアップ用に回して、次を常時使用するために入れることにした。
値段は安いものから・・
IODATA LAN DISK XV HDL-XV4.0
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なお、昨年末のトラブルのときは・・・
2010年12月26日ブログ⇒ ◆突然、パソコンが起動しなくなった/重症か軽傷かは、まだ不明/横では輪転機がうなっている
昨日の夕方、家に帰ってパソコンを起動させた。
立ち上がるまで他のことをしていた・・・・ちっとも立ち上がらない。
・・・システムディスクを入れてキーを押して・・・とアルファベット表示
何度かやってみたけど変わらず・・・
そこで詳しい人に電話したら
「ハードディスクが壊れているかもしれませんね。最近おかしくなかったですか?」
「今日はお酒飲んでるので、明日行きます」
ホッとした。
今のわたしのパソコンを趣味で組み立ててくれた人だから安心して任せられる。
・・・で、今朝は、ちょうど昨日の午後までにおおむね仕上げたニュースの原稿を、つれあいあのパソコンを借りて微調整。
私のパソコンとつれあいのパソコンは、容量1テラのハードディスクを分割して共有しているので、データは支障なく使えるから助かった。
パソコンが止まるのがあと数時間早かったら、何もかも「混乱」していたろう。
知人は30分ほどいろいろやってみて、「持って行って調べてみます」とパソコンのタワーごと「撤去」。「バイオスですぐなおるか、部品が要るかやってみないことには・・」と置き土産して。
ということで、使いにくいノートパソコンで、簡単にブログ。
横では、ニュースを印刷しているリソグラフがガチャ・ウィン、ガチャ・ウィンとうなっている。 |
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略称「む・しネット」、正式には「女性を議会に 無党派・市民派ネットワーク」では、
「選挙で初当選した無党派議員」 & 「同・複数期議員」ら
を対象として、講座を開く。
以前から、私も講師を頼まれていて、今回、呼びかけも頼まれた。
今年度の第一回は、来週。
この第一回は、基本編が中心。
まだ、人数に余裕があるとのことなので、特に当選したばかりで何もわからない、そんな人は是非どうぞ。
講座をしっかり受ければ、仕事のできる議員になります(笑)
● 「女性を議会に 無党派・市民派ネットワーク」(む・しネット) の 公式Webページ
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(以下、転送・転載、歓迎) 心当たりの人への転送歓迎
★2011「議員と市民の勉強会」へのお誘い
第一回5月27日(金)~28日(土)から年4回開催
私たち「女性を議会に無党派・市民派ネットワーク(む・しネット)」は、市民自治の実現を目指して、 無党派・市民派議員を増やす活動をしている市民グループです。
2000年の発足以来、「議員と市民の勉強会」「選挙講座を開催してきました。
昨年度は、5回連続の選挙講座と2回の直前講座を開催し、参加者全員が当選しました。
「議員と市民の勉強会」は、市民派議員として議会で働くために必要なノウハウを 身につけることができる実践的な連続講座です。
議員に初当選し、初めての議会を目前にして、
「議会でどのように発言したらいい の?」
「政策実現するにはどうすればいいの?」
そんな新人女性議員のみなさんの疑問を講師と参加者がいっしょに解決する参加型の勉強会です。
この勉強会に参加すれば、同僚議員からも職員からも一目置かれる存在になること間違いありません。
以下に基本情報をお伝えしますので、勉強したい意欲のある方はぜひ、ご参加ください。
【開催日および会場】
◆ 第1回 5月27日(金)~28日(土) :ウィルあいち(名古屋市)
◆ 第2回 8月 6日(土)~ 7日(日) :ウィルあいち(名古屋市)
◆ 第3回 11月5日(土)~ 6日(日) :会場未定(岐阜市内を予定)
◆ 第4回 1月28日(土)~29日(日) :会場未定(岐阜市内を予定)
【日程の基本】
1日目 (12:30集合)13:00~20:00
2日目 9:00~12:00
(2日目の午後に【オプション講座】あり)
【講師】
●寺町みどり 「む・しネット」事務局
みどりの一期一会
著書に『市民派議員になるための本』(学陽書房)
『市民派政治を実現するための本』
● 「寺町みどりのブログ~市民派議員になるための本」
●寺町知正 前・山県市議会議員
【対象】
「無党派・市民派」の議員および市民(政党および政党系会派所属を除く)
事前に「誓約書」の提出が必要です。
★初参加の方は、講師の寺町みどりまでお電話でお問い合わせください。(0581-22-4989)
【参加費】4連続講座の全日程参加が基本。参加費は一括で事前振込みのこと
(1)一般 8万円(2万円×4回)
(2)「む・しネット」会員 議員 6万円 市民 4万円
【主催】「女性を議会に 無党派・市民派ネットワーク」(む・しネット)
(連絡先)担当スタッフ
島村紀代美 0561-72-4880
小川まみ 0594-316641
★「む・しネット」会員の方はこちらへお申し込みください。 |
【2011年度「議員と市民の勉強会」の内容】
第一回:5月27日(金)~28日(土) (会場:ウィルあいち)
「市民派議員として議会ではたらく~有権者との約束を果たす」
1)議会の基本を知る~議会のしくみ・ルールと流れ
・議会とはなにか-基本的な議会のルールと流れ/
議員とは何か~議員というお仕事/
議会における議案とは何か/
本会議と委員会/
議案審議とは何か-審議(本会議)、審査(委員会)の手法
2)自治体とは何かへ予算のしくみと流れ
・自治体とは何か~自治体の構成/
自治体財務・予算のしくみと流れ/
自治体財政の流れの理解と、議員活動を活かす時機
・条例とは何か-条例案審議は市民への影響を考えて慎重に
・6月議会にむけて/
専決処分、公社等の報告、人事案件、条例(改正)案、契約、
補正予算などの読み方、取り組みの基本などを理解する。
3)基礎自治体の基本政策
・自治体における「政策」とはなにか/
予算と政策との関係/
基礎自治体の基本政策(全体とテーマ別)
4)議員としての「発言・質疑・一般質問」を磨く
・議会における発言とはなにかめ発言の基本とルール
・「質疑と一般質問」/
質疑とは何か?一般質問とは何か?その違い。
・「原則に基づく的確な発言が効果を生む~
論理的説得力を身につける」
・質疑と一般質問の原則/
質疑の組み立て方/
答弁の引き出し方
・一般質問の組み立て方~
問いを立て獲得目標を設定し一般質問を組み立てる |
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
第2回以降は、前の議会の反省を活かして、つぎの議会に反映できるように構成。
「決算」「予算」などの財政は、基本を知ると同時に、実践的かつ具体的なテーマを扱います。
「政策編」は、基礎自治体の基本的な政策について、各自治体での取り組みを比較し、あるべき自治体の姿のビジョンを展望、さらに自分のまちにどう反映させていくのかの手法を実践的に学びます。取り組みたいテーマを「一般質問」として組み立て、政策実現を目指します。
新議員の方には、議会のしくみと議員の仕事の基本を知っていただき、2期目以上の方には、今までと違う視点と課題を持って、勉強会に臨んでいただけばと思います。(寺町みどり)
◆第2回:8月6日(土)~7日(日) (会場:ウイルあいち)
1)「決算審査を使いこなし予算へつなぐ~「決算は政策の事後評価」
◇総論「決算とはなにか」/決算審査の着眼点/決算審査の重要性~予算審議との相違点と共通点
・決算審査は自治体によってばらつきがある。/決算審査は政策評価~決算全体の問い直し/決算審査は「討論」で締めくくる
・ワークショップ-決算審査に向けて
2)議会で働くために必要な各種の基本
・議会運営の原則
・議会運営の問題点-議会の内と外の区別を明確にしよう
・各議会の慣例・申し合わせ・先例/
申し合わせの見直し/改善する方法
・議会とはなにか-基本的な議会のルールと流れ
・議会改革に取り組む基本へ申し合わせなどをもちよる
3)政策編~基礎自治体の政策には、どのようなものがあるのか。
・各自治体で共通するもの/独自のもの
4)「9月議会の一般質問で望む答えを獲得しよう」
・6月議会の反省と課題/
取り組んでみたいテーマ |
◆第3回:11月5日(土)~ 6日(日):会場未定
「じょうずに使おう! 直接民主主義の制度
~政策実現に向けて、議会活動・議員活動のスキルアツプのために」
1)「議会改革をどうすすめるのか?~議会改革で政策実現を」」
・議会改革の問題点~多数派にどう対抗するか?
・改革の手法と基本~法律、規則、ルールを使いこなそう。
2)議員も市民も使える直接民主主義の制度、手法
・請願・陳情、直接請求など/
住民監査請求、住民訴訟、異議申立・審査請求など
・基本は情報公開/情報公開制度を使い倒す
・市民に情報発信するために、議会報告をつくろう/
ニュースなどの文書のつくりかた
・文書(書きことば)によるメッセージの出し方。
3)政策編/自治体の基本政策・住民の福祉に関する政策
4)一般質問で望む答えを獲得する~現状と対策/
「現状・データ集め・立論」を実践的にシュミレーションします。
論理的説得力を身につける~論理の組み立て・論理的説得力(立論・反論・同意・展開・深化など)のコツ |
◆第4回:2012年1月28日(土)~29日(日):会場未定
1)自治体における「予算」とはなにか~市民派議員として「予算」に取り組む
・予算の基本:
法律的な観点から/財政的な観点から/政策的な観点から
・予算案審議のじっさい―議員の力をフルに発揮しよう
・「予算書」を読む~決算を予算につなぐ
3)政策編:政策実現のために/議員として働くテクニック
4)予算案審議で「質疑」「一般質問」を使いたおす/
「現状・データ集め・立論」のスキルを使って |
●オプション講座とは~二日目の午後に希望者のみ(有料)
市民派議員として働くために、あなたが「議会で抱えている問題」の解決方法をアドバイスします。
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福島第1原発の1号機のメルトダウンの公式認定に続いて、
2、3号機も地震後まもなくメルトダウンしていたと認める関係者。
原発管理のための中央制御室にある直後の記録文書の解析の結果だという。
そのデータの公表が2ヶ月以上経過後の今になったことについては、
”電源復旧に時間がかかった”
”記録紙に放射性物質が付着しているため整理に時間がかかった”
からだという。
しかし、隠蔽やごまかしを調整するために時間がかかったのではないか、とそう思う人も少なくないのではないか。
専門家が ”データをどう理解してよいか判らなかった” 可能性もある、そんな指摘もある。
そのあたりの真相は、関係者の会見の報道を注意深く読めば、おおむね見えてくる。
なお、4号機の爆発については、いまだに原因がわからない、とされている。
そのあたりを記録しておく。
(ex.)
何も知らず、天下りではないかと指摘きれされていた原子力安全委員会の班目(まだらめ)春樹委員長は、次のように認める。
(中日新聞) 「『高濃度の放射能汚染水が3月下旬にタービン建屋地下で見つかった2号機は、その時点でメルトダウンだと認識した』と説明。 『事故の経緯を考えると、1、3号機でも同様な事が起こっていると想像していた』と述べ、1~3号機すべてでメルトダウンが起こったとの認識を明らかにした」
(朝日新聞) 「3号機では溶けた核燃料がさらに下の格納容器内に落ちた恐れもある。
炉心に水が入らなかった時間について『1号機は14時間9分、2号機は6時間29分、3号機は6時間43分と短くない』」
(ロイター) 「この結果、放射性物質の大量放出を回避しつつ原子炉を安全に閉鎖するというただでさえ困難な作業が一段と複雑になる見通しだ。
また、4号機の爆発原因について、東電は『3号機の水素逆流が原因』と発表した。」
しかし、
(東京新聞) 「原子力安全・保安院の担当者は『空気より軽い水素が下に回り込むものなのか疑問がある』と否定的」
「テレビカメラで爆発が撮影された1、3号機と違い、4号機は爆発の目撃者もいない。原子力安全委員会の関係者は『どの仮説も検討するとあり得ないという結論になる。いつ壊れたかすら特定できていない』と途方に暮れる。」
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●福島第1原発2、3号機もメルトダウン
中日 2011年5月17日 02時00分
東京電力福島第1原発の事故で、原子力安全委員会の班目(まだらめ)春樹委員長は16日、ほぼすべての燃料が溶解して圧力容器底部に落下する「メルトダウン」(全炉心溶融)は、東電が認めた1号機だけでなく、2、3号機でも起こっているとの見解を示した。
班目氏は定例会後の会見で「高濃度の放射能汚染水が3月下旬にタービン建屋地下で見つかった2号機は、その時点でメルトダウンだと認識した」と説明。「事故の経緯を考えると、1、3号機でも同様な事が起こっていると想像していた」と述べ、1~3号機すべてでメルトダウンが起こったとの認識を明らかにした。
1号機は、圧力容器の上部の温度が下部より高くなっており「燃料の全部が底に落ちているわけではなく、少しは上の方にとどまっているだろう」とした。
経済産業省原子力安全・保安院はメルトダウンを「溶融した燃料が炉心下部に落ちていく状態」と定義した上で、これまで1~3号機では起きていないと強調していた。班目氏は「保安院は楽観的なイメージを持っていたと言わざるを得ない」と指摘した。
◆3基「溶融」想定で対策検討
細野豪志首相補佐官は16日、福島第1原発1号機でメルトダウンしたことに関連し、2、3号機でも同様のことが起きたとの想定で今後の対策を進める必要があるとの考えを示した。
会見で細野氏は、原子炉圧力容器への冷却水の注入が止まった時間は、1号機が14時間9分、2号機が6時間29分、3号機が6時間43分だったことを明かした。
その上で、「水が途絶えた時間は2、3号機も決して短くない。1号機と同様のことを想定しなければいけない」と述べた。ただし2、3号機もメルトダウンしていた場合でも燃料の大半は圧力容器内にとどまっているとの見方を示し、「冷却はある程度うまくいっている」と語った。(中日新聞)
●2・3号機もメルトダウン 東電データで裏付け
朝日 2011年5月17日3時1分
東京電力福島第一原子力発電所の2、3号機でも炉心溶融が起こり、原子炉圧力容器の底に燃料が崩れ落ちるメルトダウンが起きていたとみられることが、16日に東電が公表したデータで裏付けられた。
3号機では溶けた核燃料がさらに下の格納容器内に落ちた恐れもある。専門家は事故直後から指摘しており、細野豪志首相補佐官も16日の会見で2、3号機でのメルトダウンの可能性を示唆した。
東電が4月17日に示した工程表は、6~9カ月で原子炉を安定した状態で停止させるとした。1号機に続き2、3号機でもメルトダウンの可能性が出てきたことにより、工程表の大幅な見直しは必至だ。炉心を冷やすシステムづくりに時間がかかり、高濃度の放射能汚染水の処理も膨大になるからだ。
今回公表された地震直後のデータは原発内の中央制御室にあり、電源復旧に時間がかかったことや、記録紙に放射性物質が付着しているため整理に時間がかかっていた。公表されたのは、記録紙に打ち出されたグラフや当直長がつける運転日誌などで、大型ファイル4冊分にあたる。
データによると、圧力容器内の圧力が、2号機は3月15日午後6時43分に、3号機は3月16日午後11時50分に、それぞれ下がった。圧力容器の密閉性が損なわれ、圧力が抜けたとみられている。
圧力容器の底には制御棒や計測機器を外から通すための数多くの貫通部がある。メルトダウンした核燃料が圧力容器の底にたまり、その熱の影響で機器が溶けるなどした結果とみられる。3号機内の汚染水からは、原子炉内の核燃料が損傷して出るテクネチウムなどの放射性物質も確認されていることから、溶けた燃料がさらに圧力容器から格納容器内に落ちた可能性もある。
東電は会見で「プラント全体の事象を追いかけられておらず、評価できていない」と明確な判断を示さなかった。
一方、細野氏は会見で炉心に水が入らなかった時間について「1号機は14時間9分、2号機は6時間29分、3号機は6時間43分と短くない」とし「炉心の完全な溶融(メルトダウン)の可能性をみておかないといけない」と話した。
また原子力安全委員会の班目(まだらめ)春樹委員長は16日の定例会後の会見で「3月下旬に2号機で高濃度汚染水が発見された時点で、メルトダウンしていたという認識があり、助言した。1号機と3号機も、事故の経緯を考えると同じことが起こっているとの認識を持っていた」と語った。
東電によると、機器の記録から、運転中だった1~3号機は地震によっていずれも自動停止。配管の破断などの兆候はみられないとしている。非常用ディーゼル発電機も正常に起動していたという。東電はこれらの記録や地震計のデータをもとに、地震直後は機器が正常に作動し、津波到達までは大きな損傷はなかったとみている。(中村浩彦、佐々木英輔)
●2号機と3号機の炉心も損傷―福島第1原発
ロイター 2011年 5月 16日
【東京】東京電力は15日、福島第1原子力発電所の原子炉1号機の炉心が溶融していたほか、2号機と3号機の2つの原子炉も炉心に大きな損傷を受けていたことが明らかになったと発表した。この結果、放射性物質の大量放出を回避しつつ原子炉を安全に閉鎖するというただでさえ困難な作業が一段と複雑になる見通しだ。東電は12日、1号機が同様のメルトダウン(炉心溶融)が起きていたと発表していた。
東電の作業員はまた、1号機の原子炉建屋の地下室が水であふれていることも発見した。この結果、格納容器が損傷し、高度の放射能を含んだ水が漏れている恐れが一段と強まった。
こうした発見により、6カ月から9カ月で原子炉を安全な閉鎖(冷却停止)状態にまでもっていき、放射性物質の放出を止めるという工程表の全面的な見直しに迫られる公算が大きい。4月中旬に公表された当初の工程表は今月17日に更新されることになっている。
東電は、1号機の炉心が溶融したのは3月11日にマグニチュード9の大地震と大津波が発生して16時間後だったと述べた。
東電の原子力事故問題スポークスマンである松本純一原子力・立地本部長代理は15日の記者会見で、2号機と3号機では核燃料をしまっておく圧力容器が「損傷し、水漏れしている公算が大きい」と語った。
同部長代理はまた、2号機と3号機の圧力容器の冷却水ははるかに少ない可能性があると指摘。こうした容器の底に穴が空いており、これら原子炉に注入された何千トンもの水の大半が漏れ出した可能性があることを示唆した。
一方、東電は、1号機の原子炉建屋の地下室は深さ4.2メートルの水がたまっていることを発見した。この水がどこから来たのか不明だが、格納容器につながっているパイプから水漏れしているとみられるという。
地下室にあふれている水は放射能に高度に汚染されていると見られている。このため作業員は浸水の状況を目で見ることができずにいるという。
無人ロボットによって13日に行われた検査では、1号機の一部では放射線が一時間当たり1000ないし2000ミリシーベルトに達しており、作業員には極めて危険な状態にある。日本政府は作業員について年間250ミリシーベルトまで許容している。
東電が発表した1号機の炉心溶融の時系列解析分析によると、炉心は大地震が発生し被害を受けた後、5時間以内に空気にさらされた。炉心の温度は6時間後に2800度に達し、燃料ペレットが急速に溶融する原因になった。
このため16時間以内に炉心が溶融し、それが圧力容器の底に落下し、底に穴をあけた。ただし、そのころまでに原子炉に水を注入する作業が実施されており、これが最悪の事態、つまり過熱した燃料が容器を突き抜け、大量の放射能を外部に放出するという事態を防いだという。
●注水遅れ致命的、1号機16時間でメルトダウン 東電 甘い見通し 現状把握できず
産経 2011.5.16 22:15
福島第1原発1号機で起きた全炉心溶融(メルトダウン)は、東京電力などの想定をはるかに上回るスピードで進行した。地震発生後、注水作業などが続けられたが、すでに燃料は崩れ落ちて「危機」は内在していた。結果的に東電、政府の見通しは甘く、対策を見誤った格好で今後の検証で問われるのは必至だ。(原子力取材班)
■解析結果
「1号機は津波到達後早い段階で燃料が溶融し、圧力容器下部に落下した」
東電が示した暫定的な解析結果は、衝撃的だった。
地震発生から約5時間後の3月11日午後7時半には核燃料の溶融がはじまり、16時間後の翌12日午前6時50分には大部分が原子炉圧力容器の底に落ちた…。
解析は、11日の地震から約45分後の津波で冷却機能が失われたと仮定してのものだが、1号機をめぐり、燃料破損の恐れがあると発表があったのは12日午前のこと。早期にメルトダウンの危機に陥りながら、東電は当時、状況を把握できていなかった。
■燃料露出
「いかに早く注水して水位を保ち、原子炉を冷やすかが最重要だった」
こう指摘するのは、九州大の工藤和彦特任教授(原子力工学)だ。
原子炉へ注水が始まったのは12日午前5時50分ごろで、メルトダウンのわずか1時間前。水位が低下して燃料すべてが露出、溶融が始まった11日午後7時半ごろから、空だき状態が続いていたことになる。
東電は「注水がなぜこの時間になったかは、今後の検証」とするが、作業の遅れは致命的で、結果的に、水素爆発など事故の拡大につながった。
■炉内は不明
2、3号機の燃料はすでに損傷が判明、圧力容器にもその疑いがある。
東電は、両機のメルトダウンの可能性を否定しておらず、今後同様の解析をする予定だ。
だが、事態把握ができていないのは事故直後だけではない。各号機は計器が損傷するなど、今も炉内の様子は完全に分からない。
工藤特任教授が「(1号機は原子炉を水で満たす)冠水に向け水位が上がったと言いながら、実はたまっていないなど、発表のたびに東電が示す数値が違う。どれを信じてよいのか分からない」と疑問を投げかけるように、今後も誤った前提による対策が取られかねない懸念は残っている。
●福島第1原発2、3号機も炉心溶融か 原子炉注水6~14時間途絶
2011/05/16 22:38 【共同通信】
2、3号機も炉心溶融の可能性
細野豪志首相補佐官は16日、福島第1原発について、燃料のメルトダウン(全炉心溶融)が判明した1号機だけでなく「2、3号機も最悪、炉心溶融していると見ていかないといけない」との見方を示した。
3月11日の地震直後に原子炉圧力容器への冷却水の注入が途絶えた時間は、1号機で14時間9分、2号機で6時間29分、3号機で6時間43分だったと明らかにし、電源喪失などが原因となって長時間、燃料が冷やせなかったとの認識を示した。ただ圧力容器の温度から「冷却はできている」と述べた。
東京電力は1号機では、地震から約5時間後に燃料の損傷が始まったとの暫定評価をまとめている。
東電は、原子炉の状況や作業実績を考慮して事故収束に向けた工程表を見直し、17日に発表。1号機では、圧力容器の外側の格納容器に水を入れて燃料を圧力容器ごと冷やす「冠水」に代わる冷却法を盛り込む。4月に公表した現在の工程表では2、3号機も冠水の方針が盛り込まれていたが、相当程度炉心溶融している場合にも冷却できる方法になる見通し。
原子力安全委員会の班目春樹(まだらめ・はるき)委員長も「冠水は変更になるのではないか」との見方を示した。
細野氏は、専門家の指摘から、1号機で溶け落ちた燃料の一部が圧力容器から外側の格納容器に出た可能性があると指摘。ただ1号機も冷却が進んでいるとし、新たな工程表に対策の遅れは盛り込まれないという。
東電は16日、福島第1原発に、放射性物質を含む水の除染設備の搬入を進めた。配管や電気関係の工事、試験運転を経て6月中にも稼働の予定。
設備は、2号機屋外の立て坑から高濃度の汚染水を移送、貯蔵している集中廃棄物処理施設に設置。同施設には17日から3号機のタービン建屋の汚染水も移送する。3号機は5月上旬、圧力容器の温度が上昇したため注水量を増やしており、汚染水の増加が懸念されている。
●1号機、地震16時間後にメルトダウン 4号機の爆発は3号機の水素逆流が原因か
産経 2011.5.15 23:27
東京電力は15日、福島第1原発1号機で、地震発生から16時間後の3月12日午前6時50分ごろには大部分の燃料が原子炉圧力容器の底に溶け落ち、全炉心溶融(メルトダウン)を起こしていたとの暫定評価を発表した。
東電によると、地震約45分後の津波で非常用の冷却機能が失われたと仮定したところ、地震発生直後の自動停止から3時間後の11日午後6時ごろには燃料の頂部まで水位が低下。午後7時半ごろには燃料がすべて水面から露出し、損傷が始まった。
午後9時ごろには、炉心の最高温度が、燃料が溶ける2800度に達し、12日午前6時50分ごろには燃料の大部分が圧力容器底に落下したという。
また、東電は15日、4号機で3月15日に原子炉建屋が大破したのは、3号機原子炉で発生した水素が、4号機と共通の配管から4号機側に逆流し、爆発した可能性が高いとの見方を明らかにした。
3号機で放射性物質を含む蒸気を逃した排気作業の際、通常は稼働している4号機側の排風機が、当時は停電で作動しておらず、4号機側に水素が流入したとみられるという。
●謎深まる4号機爆発 水素、原因じゃない?
東京 2011年5月10日
福島第一原発4号機の原子炉建屋が大破した原因をめぐり、謎が深まっている。建屋内プールの使用済み核燃料が損傷し水素が発生したと考えられてきたが、水中カメラで調べても燃料に損傷は見あたらない。地下で接する3号機から水素が流入した説も出てきたが、説得力に欠ける。専門家の間でも「原因は分からないかも」との声が出始めた。
大震災当時、定期検査中で、炉内の燃料は全てプールに移されていた4号機。1~3号機の対応に追われ、忘れられがちだったが、三月十六日撮影の衛星写真で大破していたことが分かった。
柱を残しほとんど壁が吹き飛んでいることから、東京電力は水素爆発が起きたと判断。計千五百三十五体の燃料を保管していることから、注水冷却に追われることになった。
だが、四月二十八日と今月七日にプール内を水中撮影すると、がれきなどは入っているが、いずれも予想以上にきれいな状態。
東電の松本純一原子力・立地本部長代理は八日、「燃料は比較的健全と思っている」と述べた。燃料が無事なのはいいことだが、大破の原因究明は振り出しに戻った。
次に浮上したのが、隣の3号機から水素が流れ込んで爆発したとの説。先に3号機は大爆発を起こし建屋は無残な姿になっており、水素が発生したのは明らか。3、4号機は地下の配管などでつながっているため、流入説が出た。ただ、経済産業省原子力安全・保安院の担当者は「空気より軽い水素が下に回り込むものなのか疑問がある」と否定的だ。
水素以外の爆発説もある。点検時に持ち込まれた有機溶剤などが原因という。ただ、持ち込み量は「地震前日の作業終了時で石油類二・六リットルとスプレー缶三十三本」(東電)。民間シンクタンクの原子力コンサルタント佐藤暁氏は「壁一枚飛ばすどころか、人がやけどする程度でしかない」という。
テレビカメラで爆発が撮影された1、3号機と違い、4号機は爆発の目撃者もいない。原子力安全委員会の関係者は「どの仮説も検討するとあり得ないという結論になる。いつ壊れたかすら特定できていない」と途方に暮れる。
●新事実続々…東電メルトダウンいまごろ説明の怪「最初から把握?」
zakzak 2011.05.16
やはりメルトダウン(全炉心溶融)していた。東日本大震災の発生以降、東京電力では福島第1原発について「燃料棒に損傷の恐れ」「一部で炉心溶融」などの説明にとどめてきたが、最悪の事態が起きていたことになる。識者の間では、かねてからメルトダウンを指摘する声が少なくなかっただけに「東電も当初から把握していたはず」「他の原発の情報も伏せているのでは」と疑う声は多い。
東電が明かした新情報はあまりに衝撃的だった。地震から約5時間後の3月11日午後7時半。1号機ではすでに燃料の損傷が始まり、午後9時ごろには、炉心の最高温度が燃料本体が溶ける2800度に達し、12日午前6時ごろには大部分の燃料が原子炉圧力容器の底に溶け落ちていた。
だが、原子炉を冷やすため、注水が始まったのは、ほとんどの燃料が溶け落ちつつある12日午前5時50分ごろ。東電では、いったん水位が上がり、午前6時すぎに水位が急に下がった時点で、圧力容器に穴が開いたとみている。
世界的に起きてはいけない事故が起きていたことになるが、経済産業省原子力安全・保安院の西山英彦審議官は「当初から可能性はあるとみていた」とコメント。地震発生から2カ月を過ぎたいまになって、そう語るのは“罪”が重い。
名前を伏せる条件で原子力に詳しい大手企業の研究者がこう話す。
「東電は専門家のかたまりなので、メルトダウンが起きつつあることは当然、踏まえていただろう。地震直後から数日間、東電関係者が慌てふためく状況がテレビなどで流れたが、それを見るだけでもメルトダウンを想定できた。15日になって最近判明したと事実として明かしたのは、はっきりとしたデータがつかめなかったから、あるいはパニックを引き起こさないための配慮だったかもしれない。だが、シビアアクシデントの可能性を前もって国民に伝えない姿勢には問題がある」
問題といえば、1号機以外の2~4号機の状況も気になる。
「1号機がこういう状況なら他の2~4号機も似たようなことは起きていてもおかしくない。今後、あのときはこう説明したが、実はこんな状況でした…という発表が増えるのでは」(先の研究者)
東電、保安院の説明は真に受けられない。これだけは確かなようだ。
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