tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

The Best Cold War Movies Ranked

2022-04-10 19:19:39 | cinema

Google news USでは、「For you」というコラムがあって、本や映画などのお勧めがある。
今日のFor youにあったThe Best Cold War Movies Ranked。アメリカとソ連の冷戦を描いた15本の映画が紹介されていた。著者はニューヨークのフォトグラファーGINO ORLANDINIだ。

10位かた順に書きだすと
North By Northwest
The Hunt for Red October
The Third Man
Tinker Tailor Soldier Spy
The Spy Who Came in from the Cold
Bridge of Spies
The Right Stuff
Dr. Strangelove or: How I Learned to Stop Worrying and Love the Bomb
Top Gun
First Man

ほぼ、ベストセラーとなった本が原作となっている。どれもが名作だが、日本で人気を博したのは「Top Gun」あたりかもしれない。トム・クルーズの出世作。懐かしさもあって、手元にあるDVDで鑑賞。F-14の実写。すごい迫力だね。
敵機の「MiG-28」は架空機(ノースロップ F-5?)。
この5月には続編『トップガン マーヴェリック』がやってくる。

Top Gun: Maverick (2022) – New Trailer - Paramount Pictures

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ひまわり

2022-03-20 19:42:56 | cinema

キエフから南へ500キロメートルほど行ったヘルソン州にあるひまわり畑。大戦時代の多くの兵士たちがこのひまわりの下に眠っている畑だ。
原題 I Girasoli。・・・地平線にまで及ぶ画面一面のひまわり畑に行ってみたかったな。

日本では反戦映画として名高いイタリアの映画だが、描いているのは戦争によって理不尽に引き裂かれた夫婦の愛の物語だ。

無数の墓標が並ぶ丘には、ソ連の詩人ミハイル・スヴェトロフの詩が石碑に刻まれている。
 「ナポリに生まれし若者よ!ロシアの平原に君は何か残していたのか?なぜ幸福になれなかったのだ、故郷の名高い湾を見下ろしながら。」

反戦の映画なら、もっと心にストレートに迫る映画もある。独裁者の狂気を描いたもの、終戦前後の混乱の中を幼い兄妹が無残な死に至るもの。果てしない暴力に「怒り」と「恐怖」を覚えるもの。
反戦に対する思いは人それぞれだ。そして、平和に至る道も様々なアプローチがある。人それぞれ、みんな違ってていい。正解なんてありはしない。
それでも、大切なことは、それぞれの想いを、ずっと持ち続けることだろう。

ひまわり。悲しい、そして、心に迫る映画だ。

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ハナレイ

2022-02-27 20:51:21 | cinema

春のあたたかな日曜日の午前中。プールに行く前に理容室でもと思ったら、激混み。2時間半待ち。潔く諦めて、中級レッスンが始まるまで、駅前の喫茶店で読書。
こんな春の日があふれる午前は、カフェじゃなくて喫茶店だ。

泳ぎつかれて帰ってきて、宅配のDVDで届いていた「ハナレイ・ベイ」を観ることにした。残念ながら原作は未読。
肉親の理不尽な死別。大切なものを突然に奪われた女性。
多くの失意の中から、人はいかにして前に進んでいくのだろうか。

“ハナレイ・ベイ”は、人口約67,000人の、別名「ガーデン・アイランド」と呼ばれる箱庭のように美しいカウアイ島にある湾。原作者は“死”は自然の循環の一部であると説く。

映像を見終わった感想は、なんだかモヤモヤの感じだ。大切なメッセージを受け取ったようで、それがなにかはっきりとしない。
・・・原作を読むしかない。さっそく、ネットで探したら、原作の英訳が見つかった。
彼女が、通い続けたハナレイ・ベイで見たものは何だったんだろう。

 

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ドライブ・マイ・カー

2022-02-16 22:13:14 | cinema

映画は第94回米アカデミー賞で作品賞など4部門にノミネート。米国でもなかなかの評判のようだ。なので、村上春樹氏の原作を英語の翻訳で読んだ。
映画の方は、いろんなテーマが盛りだくさんで、主となるテーマが色あせてしまってる気がしないでもないが、原作は「寝取られた旦那」の独白。シンプルで非常に重たい内容だが、軽妙な語り口から、むしろさわやかな印象すら覚える。

なんでドライブ・マイ・カーか言うと、あの車内の狭い空間に居合わせる人々は必然的に話をせざるを得ない。あまり美人とは言えない若い女性と、40過ぎのおっさんが重たい話をするとなると、必然的に若い女性のドライバーでおっさんがナビゲーターシートとなる。考えられたシチュエーションだ。
似たような設定で、魅力的な若い女性の家事代行とか家政婦といった話になれば、それはまた別の展開にならざるを得ない。。

何度か浮気を繰り返す妻について、原作では直接的な証拠を握っているわけではない。自分の直感を信じることにより一人で地獄に陥ることになるのだが、映画ではそこはわかりやすく描いている。
女性たちが経済力を持てば、どんどん自由になる。既婚の女性の浮気も、さほどありえない話ではなくなるのだろう。その時、男たちはどうするんだろう。

世界的に女性たちの活躍が進んでいる。きっと、アメリカの男たちも、どうすればいいのか不安を感じているのかもしれない。ハリウッド映画が作ってきたバリバリのヒーローものとは、全く違う世界の話だ。といいながらも、この映画も、そしてこれまで作られてきた映画も、すべて男目線のストーリーだ。女性たちはどう考えているのだろう。それは、永遠に謎。

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ハンターキラー

2021-12-27 19:15:09 | cinema

「U・ボート」、「レッド・オクトーバーを追え!」、「クリムゾン・タイド」や「U-571」“。潜水艦モノ”の駄作はないと言われているが、この映画も手に汗にぎるスリルとサスペンス。
深海の逃げ場のない密室の中で、ソナー音を頼りに己の耳と経験値だけで見えない敵との戦い。極限の緊張感と、危機的状況に立ち向かう乗員たちの人間ドラマにしびれてしまう。

ところで、IMDBやrottenn tomatoの評価は、思いがけずに低い。総じて、オリジナリティが不足で過去の映画の焼き直しと辛い評価だ。
しかしながら、原作は元米海軍潜水艦艦長。米国防総省と米海軍の全面協力で、これまでにない迫力が迫る。

世界の運命を託された一隻の潜水艦。大統領を誘拐するツワモノと機雷の海を行く勇者たち。・・・そいうえば、米国原子力潜水艦に女性のクルーが乗れるようになってもう10年以上経つ。違和感は無くなったな。時代は進化している。

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