イシククル東側の町、標高1720mのカラコル。天山山脈のふもとカルカラ谷へのトレッキングのスタートとなる町だ。キルギス第4の都市。人口は8万弱。
アルティンアラシャンなどの温泉やスキーリゾートもある。冬は非常に寒さが厳しく、1月の平均気温は−13.2℃。そのかわり夏は冷涼。
カラコルでは、毎週日曜日の夜明けから午前中にかけて町はずれで動物市場が開かれる。世界第二位の規模の動物市場。
駐車場の軽トラックの荷台には動物の姿がチラホラ。羊たちが背中にペンキでマークをつけらて、つながれて並ぶ。羊一頭は約4千円。馬は一頭7-8万円とのこと。原付バイクを買うよりも安い(たぶん)。
動物たちも自分の運命を知っているのだろうか。力づくで連れて行かれるのだが、必死で抵抗する。動かない動物を無理に引っ張り、後ろから押し、手で後ろ脚を持って無理やり前に踏み出させていた。
小さいころからこんな風景を見ているせいか、バザールの売り手の子供たちも家畜の扱いには慣れたものだ。
異邦人であるぼくたちだけが、売られて行き、やがて肉にされる動物たちに哀れを覚えてしかたない。リアルドナドナの世界。
バザールのあのヤンチャBOYたちにはまた会いたいな。ヤ ハチュー ブィーチ ヤンチャボーイ フシェクダ。