トルコの中央、アンカラの南東にあるアナトリア高原の火山によってできた大地。カッパドキア。古代ペルシア語で美しい馬の地を意味するらしい。
初期キリスト教徒によって、隠れ場所として使用された地下都市を有することで有名だ。
6000万年前のハサン山とエイジェスの噴火によって降り積もった火山灰や玄武岩が、100mもの厚さの凝灰岩となってカッパドキアの大地に堆積した。これが、風雨の浸食で柔らかい部分だけが削られ、"妖精の煙突"と呼ばれる奇岩が並び立つ奇妙な地形となった。ギョレメ国立公園とカッパドキア岩窟群は世界複合遺産登録されている。
この妖精の煙突の上空をふわりと空中散歩。進む方向は全て風任せ。気球も恋も、風まかせ。
気球もまた強風や、雨など、テイクオフ出来る条件が色々とある繊細な乗り物。運しだいだ。無事に飛べたらとっても穏やかな気持ちになれる。