複数の現役看護師が、医療現場の過酷な現実を明かし、「五輪は中止にしてほしい」と口をそろえているようだ。
今、現実に死ななくても良い人たちが、満足な治療を受けられずに死んでいく。ワクチンの接種は始まったものの、高齢者の方たちの2回の接種を終えられるのは何月なんだろう。
政府の分科会の会長もまた、東京オリンピック・パラリンピックについての議論を始めるべき時期に来ていることに触れている。
この1年間の政府のコロナ対策は、党利党略や地方自治体との駆け引き、財界への配慮、そして、あくまでも五輪開催を優先した政治的判断だった。
国民の命よりも経済優先。そのための判断の先送り。今はいろんなところで悲鳴が上がっている。
こんな時にこそ、国民的なヒーローが現れて国を救ってほしいと思う。それは「おれを誰だと思ってんだ!」のガースーではない。