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デリーは世界で最も急速に人口の増加している都市の一つ。2016年の近郊を含む都市圏人口は2,573万人であり、世界第3位の巨大な大都市圏を形成している。
今もなお、農村から大量の人口流入が継続し、都市問題のさらなる深刻化を招いている。2010年のコモンウェルス・ゲームスの開催地となったことをきっかけに、デリーは大々的な再生・開発の的になっていて、地下鉄システムには重点的に投資が行われ、コンノート・プレイスなどの古い地区は再開発された。
しかしながら、デリーの中心部は飽和の度を越しており、郊外への拡大・移転も続いている。デリー近郊のグルガオンやノイヤでは、幹線道路をかなり走っても建築中の高級マンションが途切れることなく立ち並び、印象深い光景となっている。
たまたま、国をあげてのホーリーの時期だったので、マンションの工事は中断。
まだ、ほとんど人気のない街並みに無数の建築中のマンション。
一体だれが住むの?と疑問が湧き出てくる。こんなにマンションを作って、インド人よ大丈夫かと。
おそらく、こうしたインフラへの投資は、カーストの下位の人々の生活も楽にし、その質を向上させる。
カースト制度を、特定の分野、身分を増加させないための先人の知恵と考えれば、ピラミッドの形を変えずに拡大していけるので、その点だけは有用な制度と言えるのかもしれない。
事実、お祭りでもやっているのかと思った地下鉄の工事現場には、所狭しと露店が立ち並び、大勢の客で賑わいを見せていた。
その一方で、マンション建設などの再開発の波がひと段落すると、カースト下位の人々は仕事を失って露頭に迷うことになるのかもしれない。経済の発展の行く末は、不安に満ちている。
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