tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

空飛ぶ料理人

2017-01-14 19:50:36 | プチ放浪 山道編

小さなことだけど、食文化を共有するということは相手と向き合うことだ。
マウンテン・ムース・ロッジ滞在中は、みんなで自炊。日本でのテニス合宿とかだと、初日にBBQ、翌日は鍋、最終日は余った食材でカレーが一般的。
今回は、アラスカの食材をふんだんに使ってということで、みんなと相談の上、以下に決定。
初日:アラスカ・ジビエ肉主体のBBQ
2日目:キング・クラブのパスタ
3日目:キング・サーモンのシチュー
4日目:・・・適当に
食材は事前にフレッドメイヤー (エアポート通り店)で。食料品から家具まで販売しているいかにもアメリカらしいショッピングセンター。食品フロアが広大過ぎて買うべき食材を探すのに一苦労だ。

さて、初日を担当した女性たちが、野菜を切るのに手こずっている。
ロッジに備え付けの小っちゃい料理用ナイフがまるで切れないのだ。ナイフとして生まれてきたことを後悔しているようなナイフ。使い方によってはなんとか紙が切れるペーパーナイフ以下の切れ味のひどさ。
一応、ナイフシャープナーも用意されていたが、使った形跡はなさそう。旅先でアメリカ人はよっぽどの料理好きではない限り、電子レンジでチンのTVディナーばかりなのだろう。
アメリカ人たちよ。銃社会を止めて包丁社会に移行しないか?
料理する時に包丁で傷つけてしまった指の痛みを体で覚えれば、自分を守るために他人を傷つける行為も控えめになりそうな気がするのだが。。

ということで、3日目の主担当をさせてもらったアラスカ・サーモンのシチュー。
Fasebookで"TASTEMADE"動画を観つつ、玉ねぎのザク切りをでかい鍋に放り込んでいたら、「家畜用のエサじゃないんだから・・・」とか、「どう見てもラーメンのダシととっているようにしか見えない」などの苦情があいついだ。まあ、日本男子(オトコ)の豪快料理ということで。。
できあがったサーモン・シチュー。新年のカウントダウンに駆け込みで登場した年越しそばにメインの座を奪われたものの、スプーンで玉ねぎのブロックをすくい上げ、おいしそうに食べている女子を見て、抱きしめてあげたくなった。。
もう一度言おう。「食文化を共有するということは相手と向き合うことだ」。

なお、今後、アメリカで自炊する際には、百均で買った包丁とシャープナーを持参しようと心に決めた。自称「一流のフォトグラファー」から「空飛ぶ料理人」への華麗なる変身を試みるつもりでいる。。


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