日差しの柔らかな土曜日の午後。
君は寝不足の頭をすっきりさせるため、超大手ハンバーガー・チェーンに立ち寄る。
頭の中で映画『スーパーサイズ・ミー』や、『ファースト・フード・ネーション』のワンシーンが浮かんでは消えていくが、それを振り払って、君は人の溢れた店内に入る。
近くのハンバーガーショップにはほとんど人がいないというのに、この店はこみ具合はどうだろう。
列に並んだ目の前の幼い子が
「全然わかってない・・・」
とカウンターで注文をする若い母親に大声でたてついている。
君はやれやれとため息をつく。
繰り返してゆく日々の波が穏やかな顔を見せて笑っているけど・・・
小さい頃から夢ばかり見てて、叶いもしないあこがれを沢山抱きしめてた。
大人になってやがてそんな夢は、幻なんだと現実ばかりをいまは見つめてる。
捨ててきたいくつもの夢は、ゴミの山のように積み重なっていくだけ。
まばゆく輝くその笑顔がいつかはあたたかさに変わる。
この先何年何十年経っても変わらないそんな気持ちがきっと君を強くしてくれる。
そう信じて君は立ちあがる。
きっと蓄えた力と流した涙はやがて君の心に虹を架けるだろう。
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