Tさんのリアホイール。


 トレイルでものの見事に落ち枝を巻き込んでしまいニップル飛ぶ飛ぶ~。


 あと少しでライド終了の地点だったそうでよかったですが、落ち葉シーズンの今の季節はこういうこと多いです。


 落ちている枝をタイヤが跳ね上げ、ホイールに横から突き刺さったり、チェーンに絡んでディレーラーやハンガーを曲げてしまったり。


 巻き込んだ!と感じたらなるべくすばやくストップして絡まっている枝を取り除きましょう。


 勝手に外れるだろう~、行っちゃえ~!ってやると、悲しい目にあうことがあります。


 飛んだニップルと曲がったスポーク合計4本交換して、バランスをとりなおして完成。

 


 タイヤを外したらシーラントがほぼなくなっていたのでこちらも補充です。


 12速、11速がかなり浸透してきていますが、


 まだまだ10速でライドしている方も少なくないはず。


 それでももうちょっと登りでラクしたい。10速だけれどフロントシングルのナローワイドリングをつけたい、という方も多いはず。


 他社製ではロー側のスプロケットの内側に装着できるワイドレンジスプロケットを販売しておりますが、それを入れる代わりに真ん中よりちょっと重めのスプロケットを代わりに外さないとならないので、そこのところがどうしても変速性能がちょっと悪くなってしまう。ほんのちょっとね。


 ということで、シマノから10速用ワイドレシオのスプロケットが出ております。


 トップは11Tで、13、15、18、21、24、28、32、37、そして42Tの組み合わせ。


 トレイルライドの頼もしい味方になるスプロケットです。 4,280円(税別)


 ライド中に変速の調子が悪くなってしまう。


 変速がもたついたり、ガシャガシャいったり。


 自分で治そうとしてあちこちのネジをいじってみる・・・・・余計悪化。っていう経験ありませんか?


 原因が枝や小石などモノを巻き込んで変形してしまったためではなく、急に変速の調子が悪くなった場合の多くはリアディレーラーをフレームに固定しているボルトの緩み。


 まずはボルトが緩んでないかチェックしてください。


 それでも改善しない場合はシフトレバー側のアジャストダイアルを回してみて改善するか探っていきます。


 リアディレーラー側の調整用ネジはなるべく触らないように。そのネジの位置(設定)がくるってしまうとドツボにはまります。


 ちゃんと定期的に整備しているバイクであればライド中に急に変速の調子が悪くなることは少ないと思いますが、原因は単純だったりすることが多いので、まずは緩みチェック。


 10年間乗り込んできたフレーム。


 再塗装の予定で、ある程度ばらされた状態で持ってきていただきフレームを確認したところ。


 ヘッドチューブ、トップチューブ、ダウンチューブの溶接部に見事なクラック(ひび割れ)が。


 CHROMAGの初期のカナダメードのフレームでパイプはニッポンオリジナルのタンゲプレステージを使っていました。


 絶妙な乗り味で、とても愛着を持って乗り込んできていたので残念ですが、これはもう寿命をまっとうしたという感じです。


 不幸中の幸いなことに乗っているときに破断しなくてよかった。


 最近のフレームは強度もアップしてバランスもよく考えられているのでなかなかこういうことは少なくなったけれど、絶対大丈夫もない。


 日頃の点検がやっぱり大事です。


   次ページ »