鳥取市青谷町蔵内に鎮座される「月守(つきもり)神社」。御祭神は『月続命・保食神・伊邪那美命・菊理姫命』
「古来より蔵内の氏神「月守大明神」と称した。 明治元年(1868)年、境内社「稲生大明神」を合祀し「月守神社」と改称。 大正二年(1913)、養郷字岩手の「岩手神社(伊邪那美命,菊理姫命,保食神)」を合祀。 最も古い灯篭には安永五年(1776)の文字がある。」青谷町誌より
鳥居の先に続く石段・・集落に鎮座される神社の常として「石段参道」は、もはや宿命と言っても過言ではない試練(^^;) ここでめげる様では神社巡りなんて諦めろと言われそう!!
石段参道の先、左右より神域を守護されるのは、出雲丹後系の狛犬さん一対。くっきりと彫り上げられた牡丹の台座の上から、大きな目を見開いて参拝者を迎えてくれる阿形さん。我関せずの吽形さん。
「吽ちゃんよ~。お前何でいつもそんな風にジジ臭いんだ?」「いやいや、おいら阿ちゃんみたいに野次馬根性無いからね~」・・と、勝手に脳内変換(笑)
これだけの狛犬さん、石工さんが気になるところですが・・何と無銘。狛犬巡りをしているとこういうケースは珍しくありませんが、顎下の毛並みとか、ユニークで大きな鼻とか、綺麗にセットされた尾とか・・個人的には好きなタイプ。
御祭神が鎮まられる流造りの御本殿、随所に龍などの彫刻が施されていますが、うまく捉えきれない・・。
向拝でまどろむ龍
入母屋造妻入、軒向拝の拝殿。赤っぽい瓦が春の日差しを浴びていかにも暖かそうで、石段の薄暗さからは想像できない開放的な境内。
御本殿左側に鎮座される境内社。小規模ですが彫刻などは随分と凝ったもの。拝所前には扇型拝み石も奉納されています。
境内入口で見かけた建物。漆喰壁に鏝で描かれた「丸に五三桐」の神紋。
参拝日:2012年4月18日
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