心地よい春の日差しの中、自分たちの思うようにそぞろ歩く津和野の町歩き、やっぱり良いですね~(^-^) 夕方近くに訪ねた七年前と違って津和野カトリック教会も何となくさわやか。
畳にステンドグラスの光は差し込みませんでしたが、光を反射するステンドグラスは信仰を持たない私にもちゃんと美しく見えます。
協会の道路向かいにある「松韻亭蔵」。お日様の下で見ると石州瓦の赤がより一層際だって見えますね。
切妻造鉄板葺の店舗は、江戸時代から続くお香のお店「分銅屋 七右衛門本店」。
北入母屋南切妻造桟瓦葺で、側面を大壁造、正面を真壁造とし、両端に袖卯建を持つのは、明治創業の造り酒屋「古橋酒造株式会社」。
今日はこちらのお店でとっても「物凄いモノ!」を見せて頂きました。ぬっと突き出した首、ランランと光る眼、鋭く並ぶ牙にのたうつ胴体・・・
制作は地元の左官『藤本誠一氏』によるもの。まさかこんな物凄い鏝絵の大作を見られるなんて!!、もうそれだけで津和野が好きになれそう・・って、元から好きなんですが(^^;)
お店の方に笑われそうな勢いでデジカメを向け続ける御亭主殿。本当に良いものを見せて頂きました。有難うございました(*^^*)
今回はこちらで鏝絵にも描かれていた「初陣」をお買い上げ。大好きな鏝絵に美味しい日本酒。御亭主殿、幸せそうですね(笑)
木造つし2階建。上屋部分には袖卯建。格子が美しい虫籠窓を持つのは「橋本本店」。左右袖塀付の表門が更に格式を添えて美しい佇まい。
登録文化財で有っても無くても関係ない。だってほら、ほんの少し迷い込んだ辻で見かける趣のある佇まい。
山陰の小京都とはまさに!一歩ずつが本当に発見の連続で、もうこのまま時間が止まればよいのにと思ってしまう。
ああ、いつの間にか津和野駅が見えて来たよ。
右から左に書かれた「のわつ」の駅名版。あの赤い電車は今でも稼働しているのかしら? こんな情景を見ると決まって電車の旅がしたくなる。でも結局一度も実行していないんだよね(^^;)
駅前に、津和野の素敵を一杯満載したバスが。朱い鳥居は「太鼓谷稲成神社」、鳥居の側で愛嬌を振りまいているのは「つわみん」。ご当地ものとしては充分に存在感を発揮しています。
丸々一日半を費やした津和野時間、まだまだ続きます
訪問日:2019年4月18日
とても楽しかったです(*^^*)