車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

松尾寺駅と岩室(いわむろ)稲荷神社 in 京都府舞鶴市

2021年05月15日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・京都府

舞鶴市に入って最初に訪ねた「松尾寺駅(まつのおでらえき)」。JR西日本・小浜線の駅で、金沢支社管内でありながら京都府内に位置している唯一の駅・・という事で、駅舎は大正11年(1922)の開業当時のもの。

私たちを出迎えてくれたのは駅員さんではなく、ゆったりと寛いだ様子で眠る猫さん。その穏やかな寝顔を見ているとなんだか幸せな気分になって、なぜか話し声もヒソヒソ😊

舞鶴市字吉坂に鎮座される「岩室(いわむろ)稲荷神社」。御祭神は『宇迦之御魂神、猿田彦之神、大宮之女神、豊宇気大神、大己貴之神』。

当社縁起に依ると「山を明室山、社を元伍蔵社と称し、往古、天火明命は大国主命の命を奉じて当国を平定し、地を当田国と丹波国堺(丹後の国が置かれたのは和銅六年四月で当時は丹波国と言った)の此の明室山に卜へて、天津磐境に神籬(ひるろぎ)を樹て神宝を奉安し、此の地鎮護の祈願所として祭らせられたのが創祀と伝う。 即ち美保伎玉、御祈鈴、久斯器、御神幣、療病金囲の五種の神宝(当社家に蔵す)を安置し、病を療し諸災を除き、永く国を治め護る神璽とされ、此の故に伍蔵社と称したと言う。(永仁二甲午年三月再写の縁起に記す)」

御本殿入り口にて神域を守護されるのは「稲銭」の首輪を下げられた小さめの神狐さん一対。拝殿の中という事情もあるのか、それほど古いものには見えません。「稲銭」は五円硬貨の事で、稲穂がデザインされている事からこのように呼ばれます。

さらに拝殿前の左右より神域を守護される神狐さん。丸い耳の感じや口元の柔らかい線・・・好感が持てるはんなりと優しい顔立ち。

朱の鳥居の境内入り口より神域を守護されるのは、出雲丹後系の狛犬さん一対。使われている「来待石」の脆さゆえに、阿形さんのお顔は判別が難しくなっています。

同じく参道を守護される神狐さん一対。丸い耳は長い年月の間にさらに丸くなり、膨らませたほっぺの丸さと相まって可愛らしさを覚える一対。

社殿の奥に見える400段の石段は、ご本殿のある磐座へと続きます。が・・流石にそれを昇る健脚も根性も持ち合わせておらず、石段下からの参拝とさせて頂きました。

石段の下、ご本殿参道への入り口を守護されるのは、何故か一方だけに赤い前垂れが掛けられた上品な顔立ちの神狐さん一対。

稲荷の境内に稲荷の境内社というのも何だか不思議な感じですが、でも奉納された神狐さんを見ると稲荷社であることは確かなようです。

最後は参道入り口近くに建立されていた碑、「伏見稲荷宮司従四位勲四等 大貫真浦(まうら)氏」の筆になるものです。が・・、達筆すぎて判読できません。

参拝日:2010年7月9日


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