車泊で「ご当地マンホール」

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加賀百万石城下・ぶらり街歩き in 石川県金沢市

2017年08月13日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・石川県

金沢市下石引、辰巳用水沿いに建つ加賀藩家老の八家、通称「加賀八家」のひとつである「奥村家屋敷跡の土塀」。残念ながら残されたのは土塀だけですが、その総延長は数百mに及び、加賀藩百万石の家老屋敷の繁栄が感じ取れます。

まちなかの用水を潤す水源として、金沢の景観を織りなす歴史遺産として、今も重要な役割を担う「史跡:辰巳用水」

金沢市長町、都会の喧騒に溢れた表通りから一歩裏通りに入ると、土色の空間「長町武家屋敷跡」。加賀藩の上流・中流階級藩士の侍屋敷が軒を連ねた土塀と石畳の路地は、伝統環境保存区域・および景観地区に指定されており、今も趣のある景観が維持されています。

敷地周辺に土塀を巡らした「大屋家住宅」は、藩政時代の直臣・平士級の武家屋敷の遺構。間口7尺規模の棟門で土塀にむけて袖塀を従え、緩やかな起(むく)り付きの桟瓦葺、切妻屋根に特色があります。

正面に高く広い妻面のあるアズマダチの屋根は、元々は板葺き石置き屋根でしたが明治時代に瓦屋根に葺き替え。武家屋敷を構成した主な要素を全て残している貴重な遺構として、2003年に金沢市保存建造物に指定、国登録有形文化財にもなっています。

金沢市長町に残る「旧加賀藩士高田家長屋門」。禄高550石の平士であった高田家の屋敷跡で、間口9間半(約17メートル)、奥行き2間(約3.6メートル)の大きさがあります。門の間口は1間半、向かって右手に武者窓があり、右側3間は仲間(ちゅうげん)部屋、左側5間は馬屋と納屋として使用されていました。

敷地内の入場は無料で、門内には池泉回遊式庭園が広がっており、ゆっくりとした時間を楽しむ事が出来ます。

「足軽資料館」は藩政時代の貴重な「高西家と清水家」の足軽屋敷2棟を移築再現した建物で、加賀藩の足軽の生活に関するを資料が展示されています。今回は門の外から見ただけ(^^;) (塀の奥の屋敷は「高西家」)

藩祖『前田利家』が築いた金沢城の石垣。大小さまざまな岩石で組み上げられた「石垣」は緻密にして堅牢、長く城を支えてきました。

遠目からの景観が続きます。金沢市兼六町、文久3年(1863)に十三代藩主『前田斉泰』が母の隠居所として建てた「成巽閣(せいそんかく)」。高価な「瑠璃」をふんだんに使った「群青の間」・・・隠居所の言葉からは程遠いイメージ(笑)

昭和13年に旧国宝、昭和25年に重要文化財に指定された「成巽閣」。後に内部の仔細を見るに付け、遠目から見ての素通りが悔やまれる・・。

訪問日:2009年8月14日&2011年10月13日

 


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