豊岡市竹野町松本に鎮座される「小守(こもり)神社」。御祭神は『底筒男命(そこつつのおのみこと)』。
木漏れ日が不思議なまだら模様を描き出す境内。県道9号線沿いにありながら聞こえてくるのはハラハラと木の葉の落ちる音。苔の参道をそっと進む私たちのかすかな足音。
「創立年月不詳。延宝5年(1677)本殿を再建す。明治6年(1873)10月村社に列せらる。」兵庫神社庁HPより
覆屋の社殿前より神域を守護されるのは、出雲丹後構えの狛犬さん一対。どれほどの時をここで過ごされたのか、豊かな毛並みはすっかり磨耗し、すでにその表情さえも判別できません。
構え狛犬さんの手前で神域を守護されるのは、同じく出雲丹後系の狛犬さん一対。風化による摩耗はさらに激しく、手を触れるのが怖くなるほど。もしも次にここに来られたとしても・・・今、ここで出会えたことに感謝です。
境内社
境内入り口に建立されていた、松本地区の出身『仲田光成(なかた こうせい)』の書碑。近代仮名書道の第一人者である『尾上柴舟』の高弟で、若くして古典を究め、鋭い線条による空間構成で独自の大字仮名を確立した人物です。リンク先の「豊岡市バーチャル美術館」に彼の書が展示されています。
【 むかし我が 泳ぎし川に来て見れば 流れは今も澄みぬれど あたりに人の 影さへもなし 】
参拝日:2010年11月4日
底、中、表の三神がセットでいわゆる住吉三神・・・
ここは底だけということは近くに中や表を祀るお社があるのか?
そもそも三神というのは神仏習合により仏教の三尊に準え三つの神になったと思われるので、別に三つセットでなくてもいいのか?
いずれにしても住吉家の神様なら水=海運や舟運によら五するお社ということになりますが果たしてここは?
tibinekoさまの狛犬推しには反応せず、神様ネタばかりで申し訳ありません…
たま~~~~~に、単独公務をされている神社に出会う事があります。
でも近くに残りの方が祀られているかも・・と考えた事は、一度も無かったです。
なんだか、目からウロコ!!
新しい視点で神社参拝・・と言いたいところですが、現実的には不可能。
ああ、気になる!!