松崎町を代表する景観としてパンフレットや公式サイトにも頻繁に登場する「なまこ壁通り」。撮影スポットとして知られる「近藤平三郎邸」のなまこ壁、その長さ実に数十mにも及び、規模の大きさは群を抜いて際立っています。
松崎町を代表する「なまこ壁通りの景観」=「近藤平三郎邸」と言っても過言では無く、松崎町を訪れた人は、よほどのへそ曲がり(笑)で無い限り、「ここ」で記念写真を撮るようです。時間が早かったおかげで貸し切り状態、随分と沢山の記念写真が残っていました(笑)
建物は薬学界の最高権威とされる『近藤平三郎』博士の生家で、かっては薬問屋を営んでいたとか。 内部は当然非公開ですが、外観だけを見ても当時どれほどの分限者だったか容易に想像できます。
続いてペディメントの上にステンドグラスの飾り窓がおしゃれな「松崎町観光協会」。実はここ「旧松崎警察署」。
その隣、やはりペディメントの玄関を持つお宅は「旧松崎銀行」。下見板張りの外観に、両端につけられた漆喰の装飾が銀行らしい重厚感を感じさせます。
楽しい趣向が凝らされた何方かのお宅(^-^)
かすかな気配に足元の格子を覗き込めば・・忍び足の猫さん。狙っているのは一つ向こうの格子の中に居た大きなネズミ(^^;)
しばらく歩いて那賀川に架かる「ときわ橋」の袂。ここの橋は全体に漆喰の装飾が施されていて、水に映る影と相まってとってもロマンチック。
うす青を背景に一本のしだれ桜が枝いっぱいに花をつけ、まるでそこだけ春爛漫の風情。 こぼれんばかりの花の間を縫って遊ぶ鳥たち・・耳を澄ませばほら、可愛い鳴き声が・・
ときわ大橋を渡りきった先に突然姿を現すのは、異空間の世界から抜け出したような時計塔。 おとぎの国への入り口を思わせる屋根に刺さった大きな触覚、塔の天辺にいるのは、ねぇ、あれは何?!
漆喰で作られた異国風の不思議な時計塔は、昭和62年に「伊豆の長八美術館」の設計・監修を行った『石山修武氏』により造られたもの。
中央の天井には極彩色の不可思議な鏝絵があり、じっと見上げていると軽い眩暈を覚えるような・・。 青い球体の真ん中に描かれている真っ赤な尾羽を広げて高く遠く飛び立つのは・・・あれは鳳凰?それとも火の鳥?
不思議といえばもう一つ、この時計塔には12と1の下に、何故か13の文字が刻まれています。 文字盤に描かれた鳳凰の赤い尾羽は、13の文字を跳ね上げるようにして、下の文字に沿います。何かいわくがあるのか、単なる遊び心なのか・・・いずれにしても記憶に残ったことは確か。
松崎町の町歩き、まだまだ見所はいっぱい・・ですが、続きは明日(*^^*)
訪問日:2011年11月9日
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