チマチマ毎日

木工屋と陶器屋の夫婦が作るセルフビルドの家と、まいにちの生活、道具のあれやこれや。

鋳物鍋考

2007年12月05日 | 日々のつれづれ

赤い鍋、母がお嫁に来た時買ってもらったものらしい。
だから40年くらい前かな。
当時はこれでロールキャベツばかり作っていたそうだ(それしかできなかったから)。
幼い頃から見慣れた、馴染み度の深いこの鍋を
わたしは自分の生活を初めた頃もらって、ずっと使っていた。
薄いけどホーローなので、酸味のあるものをたくさん煮るときに使う。ジャムやトマトソースとか。
でも今年の夏、とうとう焦げつき癖が取れなくなって塗料がはげてきた。
そろそろお別れなのかな。ちょっとさみしい。
塩をふって、「おつかれさまでした」。


後継者は本当はル・クルーゼがほしかった。
でもほしいのは4ℓ入る大きい鍋。定価で3万円以上、オークションでも15000円下らない、中古でも8000円くらいはする。
鍋にこんなにお金はかけられん。


そこでヤフーオークションで「なんちゃってクルーゼ」発見。
値段もクルーゼの10分の一。
鋳物でかなり重たいしたくさんはいる。

これでいいじゃないか!充分だ!期待して鍋を待つこと5日間。
しかし送られてきた鍋は、フタがきちっとしまらない。
微妙にフタがゆがんでいるのかガタガタいうし、スキマも空いてる。
がっくし。
そこで製造元に電話して送り返すことになった。
そこは製造元というよりも企画して製品は中国で製造している会社。
「もしかしてこういうトラブル、多いんじゃないかな」と
ふと思ってしまった。

価格がしっかりしてる製品と安価な製品。
経済的にゆとりはないけど、ほんとは価格、質ともしっかりしたものがほしい。そしてながーいこと使いたい。
少しずつそういう選択ができるようになりたいなーと思ってはいるんだけど。。。



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