ここのところ、以前買ってそのままになっていたシュタイナー教育本をちらちら読んでいる。
シュタイナー本はだいたいどれも難解なので、すごーくわかりやすくてアタマに入りやすいものから。
人には気質があってそれは4つ。憂鬱質、粘液質、多血質、胆汁質。
ひとりの人がひとつだけの気質を持つのではなく、
「一番多く持つ気質はこれ、もう一つはこれ」「この場で出やすいのはこの気質」・・・という具合。
簡単にいうと(かいつまみすぎですが)
憂鬱質:あたらしいものをからだに取り入れることを好まない。食べ物も情報も環境も。テーマは「石」。
粘液質:あたらしいものは好きなのだけど、とてもゆったりとことを運ぶ。そして深く。テーマは「水」
多血質:どんどんあたらしいものへ目がうつっていく。そのため目はいつもキラキラ。しかし浅く長続きはしない。テーマは「風」。
胆汁質:自分が一番正しい、こうあるべきと思っている。ことをマイペースにどんどん進める。テーマは「火」。
シュタイナー教育では子どもそれぞれが持つ気質を壊すことなく、その場に合った役割をあたえてあげると
子どもは大きくのびる、そして自分の存在理由を確かなものにしていくことができる、と考える。
今の日本だと「てきぱきと仕事(勉強)をこなすのがいい」「誰にでもニコニコしてすぐに話せるのがいい」
「環境にはすぐになれなければいけない」「人の顔色はすぐに読めなければならない」・・・
就活とかでもそういう人が重宝されそうですが。
さて私事ですが、わたしは多血質がほぼ占める。
あたらしいものだーいすき、目移りキョロキョロ。
「風」なのでひとところにいるのが苦手。フラフラうろうろしてるとにこにこ。
そうだ、これは悪いことじゃない。抑えるのもよくない。
そう思ったら気が楽になりましたね。
わるい気質はなにもない、不必要な気質もないのですから。。。
子育てでは、ずいぶんとシュタイナー教育の考え方で楽になったことがあるよ。
シュタイナー学校の先生はその子の気質にあわせて、対応を変えるらしいです。だから、4つの気質のすべてを自分の内に持つように意識するんだって。
ちなみにわたしは多血、粘液だと思う。ラテンで踊り、和裁でチクチクするから。
コメントありがとうね。
シュタイナー教育ではオトナはほんと忍耐を要求されるね、ちょっと苦しくなりそうなぐらいに。
でもだからオトナは成長させてもらえるんだろうなあ。
わたしはこどもに怒鳴って怒るしアタマもこづくし、忍耐足りませぬ~。
子どもとわたし同じ立場にいるように過ごしてしまうんだよね。
ここ最近考える時間ができて、ちょっとめぐらしております。