福井県公民館セミナーに参加し、とても貴重な学びをさせていただいた
今回の福井行きは、ご縁があって「福井県公民館連合会」主催の「第20回福井県公民館セミナー(後期)」に参加するという、学びを場を提供していただいたからだ。館長さんや職員さんが、たくさん県下から参加されておられた。
このセミナーの開催趣旨として、「社会情勢の大きな変化に対応して公民館の仕事を見直し、地域社会が必要とする魅力的な公民館事業や運営について、学び会う。職員一人ひとりが『学び会うこと、支え合うこと、共に力を出し合うこと』を真摯に受け止め、自らの仕事を一歩前進させる新しいきっかけとなるような場にしたい」と書かれている。この一文を読んだだけで、主催者の開催に対する熱い思いが伝わってくる。
内容は午前中の講演の後、「公民館の管理運営」、「地域づくり」、「公民館職員の地域づくり」の三つの分科会に分けての討論だ。各分科会では、各々一本の報告を受けての討論だ。
今回の報告は、昨年10月に開催予定であったが、大型台風の到来で中止となった「第60回福井県公民館大会」の分科会で準備されていたものだ。その際私はご縁があり第三分科会に参加させていただく予定としていた関係で、今回参加させていただいた。
福井県下の公民館は、全て小学校区単位に開設(岡山市の場合には、中学校区に一館の整備)されており、報告された越前市の公民館の地域で、対象は約500軒と聞いた。それだけに、地域や地域の方々と密着して旺盛な公民館活動が展開されていて、とても興味深かった。かつ職員の方々の豊かな公民館づくりへの熱い思いにも接して、私自身深く学ばせていただいた。
ただ、そんなに頑張っている公民館職員の方々であるが、例えば福井市のように四年任期で、再度面接などの試験を受ける必要があることなども聞いた。公民館職員の方々の、公民館や地域への熱い思いがしっかりと受け止められ、安心して働き続けられるような、そんな公民館に全国全ての公民館でなってほしいと願った。
ところで、この会場となった「福井県生活学習館」は、駅中心部からは結構遠いが、周辺には県立図書館や福井市立美術館があり、駅から無料の「フレンドリーバス」が回っている。この無料巡回バスは、施設のある停車場では下車できるが、その他は乗車のみとなっている。