地底人の独り言

いつまでもみずみずしい感性を持ち続けて生きたいと願いつつ、日々の思いや暮らしを綴っていきます

芥川賞候補作

2011年01月07日 | 読書
 


第144回芥川賞・直木賞候補全10作決まる、選考委員会は17日(月)だ

 今日は7日、七草がゆを食べる習慣となっている。春の七草とは、「セリ、ナズナ(ペンペングサ)、ゴギョウ(ハハコグサ)、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ(蕪)、スズシロ(大根)」だと、どうにか記憶できている。最近は、スーパーのパック入りを使用してしまっている。

 さて今日は、山陽新聞社17階へ所用があり行かせていただいた。そこから見た景色は美しかった。この美しい景色をもう少しだけ見られる身でいたいと思う。

  突然に話題を変えるが、去る5日に今年度下期の芥川賞・直木賞候補(第144回)が発表された。その候補作が、去る6日付けの新聞各紙に、大筋以下のような内容で掲載されている。

 「日本文学振興会は5日、第144回芥川賞・直木賞(平成22年度下半期)の候補作を発表した。芥川賞は詩人・朝吹亮二氏の娘で2010年に第20回Bunkamuraドゥ マゴ文学賞を同賞最年少となる25歳で受賞した朝吹真理子氏の『きことわ』など全5作、直木賞は今回で4回連続候補となった道尾秀介氏の『月と蟹』など全5作。受賞作を決める選考会は17日に行われる」。

 私はいわゆる「中間小説」を読まないので、直木賞には正直あまり興味が無く、もっぱら文壇の登竜門と言われる芥川賞に興味がある。

 今年も芥川賞候補作品は、全て雑誌(いわゆる純文学雑誌)に掲載されたものだ。こんなことはとても珍しい。幾作かは単行本になっているものがあるのが、これまでだった。そんな候補作を以前は全て読んでいた。

 東京に住んでいると、その場合にはいち早く書店に候補作が掲載された雑誌が店頭に並ぶので読むこともできるが、図書館で借りて読む以外に手はない。

 今回の候補作の作者の中で私が名前を聞いたことのあるのは、父親が詩人・仏文学者の朝吹亮二、翻訳家の朝吹登水子は大叔母という朝吹真理子のみだ。それとても、作品を読んだことがない。これまた、情けない話だ。

 ま、焦らないで、17日の発表、そして受賞作が掲載される「文藝春秋」3月号の発売を待つこととしよう。なお、芥川賞候補作は以下の5作品だ、

*第144回芥川龍之介賞候補
 朝吹真理子『きことわ』(新潮9月号)
 小谷野敦『母子寮前』(文学界9月号)
 田中慎弥『第三紀層の魚』(すばる12月号)
 西村賢太『苦役列車』(新潮12月号)
 穂田川洋山『あぶらびれ』(文学界11月号)
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