21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

道5区補選で「政権評価問う」のアホさ加減

2010-10-12 16:17:08 | 政治にモノ申す
 衆院選北海道5区の補選について、メディアは盛んに「政権評価問う」と煽っているが、はっきりいって結果がどうあれ政権の評価を問うといった選挙じゃないだろう。

 選挙戦は自民の重鎮、町村と、民主の新人で元官僚・中前の事実上の一騎打ち。圧倒的に町村に分がある選挙戦だが、もし中前が勝つことがあったら、勝因は民主党政権への期待の表れとマスコミは大騒ぎするだろう。確かに、5区有権者が民主党政権をまだ見限っていないという見方ができるが、それは政権の評価というほどのことではない。せいぜい、もう少し時間が必要だろうという温情にすぎない。それと、若さへの期待、いわゆる世代交代への期待だ。もちろん、自民じゃまだまだいかんということだ。

 町村が勝った時はどうか。自民党の評価があがり、期待感の表れというつもりなのか。冗談じゃない。もともと、この選挙区は自衛隊基地を抱え、革新王国といわれる北海道の中ではめずらしい保守の牙城なのだ。だから、前回の選挙で町村が負けたことが、大事件であり、それこそ民主党へ大きな風が吹いた結果なのだ。
 今回は民主がダメージを受けての補選、しかも無名の新人。圧倒的に町村有利であり、勝ったとしても、あたりまえで、国民が民主政権を見限った、自民の復権を期待したとはならない選挙なのだ。

 それを性懲りもなく「政権評価問う」とはちゃんちゃらおかしい。
コメント
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