21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

新聞にみるマスコミの動揺

2011-03-29 08:55:01 | 雑記帳
 大震災以降、新聞各紙は震災報道にしのぎを削っている。刻々と広がる被害状況と諸問題、被害者の生活状況、支援の輪、政治課題など、どちらから開けても震災一色である。報道そのものを非難するつもりはないが、紙面構成には正直癖癖している。最初の一週間はともかく、それ以降も変わらない紙面構成は報道がこの一大事をことさら煽っているだけのようにしか思えないのだ。

 すべて必要な報道であるとしても、面数を増やすなり、緊急性のない週末の特集面を休んで通常紙面の中面に震災情報をまとめて掲載するとか、方法はいくらでもあるはずだ。震災報道によって、ほかの報道が削られているのは明らかで、一体、読者に何を求めているのかという素朴な疑問がわいてくる。

 戦後最大の震災によってマスコミが冷静な判断を見失っているように思える。

 

 
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