21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

なぜ福島廃炉と言えないのか?

2011-03-30 08:50:25 | 政治にモノ申す
 「廃炉の可能性が高い」。昨日の参院予算委員会で社民の福島みずほ議員の「福島第一原発は地元の議会でも廃炉の要望がでているが」という質問への、菅首相の答弁である。

 可能性が高いということは、今後の方針がたっていないということだ。数日前、私は現在行われている復旧作業は再開のためなのか、廃炉のためなのか分からないという記事を書いたが、その疑問がやっと一部解けた。と同時にあらためて原発が人知を超えた存在であることを思い知らされた。

 今は暴走する原子炉をひたすら冷却するのみということなのだろう。言いかえれば、すべてはそれからということのようだ。だが、素人ゆえかもしれぬが、どうしても廃炉と再開では作業の仕方が異なるのではないかという疑問は残る。確かに、完全に暴走が止まるまで手がつけられないと言われればそれまでだが、廃炉にするなら、もっと違うやり方があるのではないかという気がしてならないのだ。
 今行っているのは施設の機能回復による停止であるが、廃炉を前提とするならもっと早期に決着をつける方法があるような気がするのだ。もちろん、ド素人の想像にすぎないことはわかっている。
 しかし、廃炉にするという方針が決まっていないという現実が、どうしてもあわよくば再開を念頭においた作業をしているように思えるのだ。
 
コメント
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