菅首相がこの震災を国家の危機と考えているなら、自分の首を差し出してでも、救国体制を訴えて欲しいものだ。今の野党への入閣要請は、どう見ても自己保身にしか映らない。そんなまやかしには、乗りたくても乗れないというのが野党の本音だろう。かといって力不足の政権を放置するわけにもいかないというジレンマも当然あるはずだ。先を読む力があれば、積極的に政権に協力して株を上げる手を思いつくはずだが、残念ながら、今の野党は了見が狭い。
一方の菅首相にしても、よくもまあ次から次に恥さらしの行動に出るものである。本気度がゼロである。震災前まで倒閣一辺倒であった野党にとって、もっとも効果的な策は、自らの首を差し出してもいいから救国体制を作って危機を乗り越えたいという心意気を見せることである。「私が総理を降りることで協力いただけるのであれば、それでもいい。何としてもこの危機を党派を超え万全の態勢で乗り切りたい」と申し入れれば、「だったらあんた辞めなさい」とは言えないだろう。まして、そこまで覚悟を決めた申し入れに協力しないとは口が裂けても言えないだろう。
与党も野党も日ごろから政局に敏感なわりに、やることが呆れるくらい稚拙で発想が乏しい。とにかく、とにかくである、ここは何としても危機を乗り切らなければならないのだ。その心意気を少しでもいいから見せてくれることを願わずにはいられない。
一方の菅首相にしても、よくもまあ次から次に恥さらしの行動に出るものである。本気度がゼロである。震災前まで倒閣一辺倒であった野党にとって、もっとも効果的な策は、自らの首を差し出してもいいから救国体制を作って危機を乗り越えたいという心意気を見せることである。「私が総理を降りることで協力いただけるのであれば、それでもいい。何としてもこの危機を党派を超え万全の態勢で乗り切りたい」と申し入れれば、「だったらあんた辞めなさい」とは言えないだろう。まして、そこまで覚悟を決めた申し入れに協力しないとは口が裂けても言えないだろう。
与党も野党も日ごろから政局に敏感なわりに、やることが呆れるくらい稚拙で発想が乏しい。とにかく、とにかくである、ここは何としても危機を乗り切らなければならないのだ。その心意気を少しでもいいから見せてくれることを願わずにはいられない。