明日の天気が心配だが、かねてから狙っている1頭がいる。菊への切符がかかるセントライト記念だが、血統から本番に進めば面白いのがロンギングエーオだ。
父スクリーンヒーロー、母父ホワイトマズル、いかにも長距離向き血統だ。父方はスクリーンヒーロー、シルバーホーク、ロベルトと、菊で活躍するいわゆるロベルト系である。母方は、母父がホワイトマズルでイングランディーレ、シャドウゲイト、アサクサキングスを輩出、その父は凱旋門賞馬ダンシングブレーブ。祖母の父がスペシャルウィークだ。母父、祖母父にサンデーサイレンスの血が入っている点もアピール材料だ。
ステイヤーとしての片りんを見せたのが前走、福島の2600m戦の勝利だった。一勝を上げるまで、実に6戦を要し、やっと勝てたのが中山の2200m戦だった。そこからいきなり青葉賞に挑戦したが、あえなく惨敗。そこから秋に向けて仕切り直しで臨んだのが夏の福島だった。長いところは絶対走るという陣営の意地がやっと実ったのが1勝クラスの開成山特別だった。古馬相手、しかも3歳のライバルグランシエロを破っての勝利は価値がある。当然、次の狙いは菊への権利取りがかかったセントライト記念であることはこの時点で決まっていた。
そんなわけでロンギングエーオには、何としても権利をとって菊本番で爆走してほしい。
皐月賞5着、ダービー3着のアスクビクターモアが実績では抜けた存在といえるが、決して勝てない相手ではない。ほかはオニャンコポン、キングズパレス、セイウンハーデス、ラーグリフ、ガイアフォースが相手。
ロンギングエーオから6頭へ3連複1頭流しで狙ってみる。