絶好の3番枠、湿った馬場、タイトルホルダーにとって勝ってくれといわんばかりの春天ではないか。
ちょっとまて、それでいいのかい、ホントにそれでいいのかい♪ BiSHの歌が遠くから聞こえてきた。
日経賞を完勝したことで、完全復活を印象付けた結果が、前売り1.6倍という人気に現れている。
しかし、ここで見落としてはならないのが、相手関係だ。アスクビクターモアという強力なライバルがいたとはいえ、ほかは勝って当然といえるメンバー構成だった。しかも、不良馬場である。もし、良馬場でアスクビクターモアを完封していたなら、完全復活も納得だが、むしろあの馬場で頑張ったことで疲れが解消されたどころか、蓄積された可能性もある。併せ馬で最後は競り負けたのは、余裕ではなかったとしたら・・・
まして、初めての淀である。二度の坂が与えるダメージは逃げ馬にとっては脅威である。
切る、思いきってぶった切る、バッサリと。タイトルホルダーは負ける。
勝つのは4歳勢か、長距離の絶対王者も見えるシルヴァーソニックだ。
空馬ソニックの去年の2着はフロックでも、偶然でもなく、翌年の暗示だったのだ。
ここはずばり、ジャスティンパレス、アスクビクターモア、ボルドグフーシュ、シルヴァーソニックの3連単ボックスで勝負する。さらに4頭に、オルフェの子、瑠星のアイアンバローズと武豊のヒュミドールを加えた3連複6頭ボックスも買う。オルフェ産駒が最低でも1頭は馬券に絡むはずだし、オルフェ産駒が上位独占というあっと驚くドラマに期待する。
推しはくどいようだがシルヴァーソニックだ。闘志むき出しで坂路を駆け上がる追い切りVを見て、確信した。偉大なるメジロマックイーンの血が宿る芦毛のシルヴァーソニックが、春の天皇盾を父と祖父、そして曾祖父に捧げる。