ふと昔の朝日杯を思い出した。1997年、馬券もまだ馬連までしかなかった時代、当然、フユーチュリティなどという枕詞もついていなかった。
勝ち馬はグラスワンダー、強いマル外として当時から注目を集め、1番人気に支持されていた。
当時は、仕事に行き詰っていた時期で、パチンコに競馬、ギャンブルに逃避していた時代だった。その日もWINSで前売りを買い、パチ屋でだらだらしていた。朝日杯はマイネルラヴが本命で、グラスワンダーを蹴飛ばしていた。身も心も荒んでいて、本命に目もくれなかった。今思えば、やけのやんぱちで買ったそんな馬券、当たるはずがない。パチ屋のテレビで実況を見ながら、ますます、気が滅入った時代を何故か思い出してしまった。
人生山あり谷ありで、そこから何とか浮上したわけだが、どうやって泥沼から抜け出せたのかは記憶が定かでない。
たぶん、その後も馬券を買い続けていたのは確かで、グラスワンダーの出世街道もしっかり見届けた。そう悪いイメージがないのは、たぶん、割と早く抜け出し、健全に競馬を楽しんでいた気がする。
この年になると、競馬がきっかけで、昔を思い出す。たまたま、今年は朝日杯で、負の記憶が甦ったが、たぶん朝日杯であまりいい目を見ていないのかもしれない。馬券ができた記憶も、2001年のアドマイヤドンとヤマノブリザードで決まったシーンしか浮かばない。もっと当てているのは間違いないのだが、シーンが浮かんでこない。
アドマイヤねえ、今年はアドマイヤズームってのが出るなあ。ジュベつながりでアルテヴェローチェとの1点勝負でいくかなあ。